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トライアンフのストリート最強モデルストリートトリプルRを試乗させていただきました。三気筒1050CCエンジンは、以前試乗したタイガースポーツと同じタイプ。あのときの印象がとても良かったので今回も期待できます。
ハイ、結果は、同じように素晴らしいエンジンというかバイクでした。とにかくエンジンはギュルンギュルン回ってパワーはあるし、ダイレクトな感じはあるし、このエンジンは本当に素晴らしい出来ですね。
シートは後ろが上がっていて、加速を受け止めるタイプ。BMWK13Rに乗っていた時、同じタイプのシートでしたが、体が前にズリズリ出てくるのでタンクに股間が当たり、いい感じではありませんでした。それに比べるとかなりいい感じ。スポッとお尻がはまるというか、納まるというか、そういう感覚。ただし、もう少し、傾斜を緩くしてもらってもいいかもしれません。街中でゆっくり乗る時には傾斜ありすぎでしょう。今回は、25mm低いローシートを使いました。ノーマルの825mmから800mmになっているという計算ですが、足付きは問題ありませんでした。ただし、800mmという感じではなく、体感的には820mmくらいな感じ。これはシートの外側が張り出しているように感じたためでしょう。

タンクは膝がす~っと収まる形で、ニーグリップは抜群です。ガソリンタンクはとてもいい眺めですし、パーツ類もみなステキな形をしています。色は白がステキでしたが、トライアンフは色などの使い方が正直言って地味です。お化粧をしてあげた方がよりステキになるでしょうね。



乗り味は、タイガースポーツとはまた違います。当たり前ですが、小柄です。しかし、とても小さい感じではなく、ガッチリした筋肉質な印象。排気音は勇ましくてカッコイイ。走るとそれほど聞こえません。コーナリングは素直。グリップの良い品質の高いタイヤなので、コーナーは不安無し、ストレス無し。アクセルをあまり開けると少し怖い感じもするくらいのパワー感です。そしてブレーキは強力そのもの。いいブレーキです。時代遅れのポールスマートのブレーキとは全く別物です。
ABSがついて、オーリンズのサスやカーボンパーツが付いて170万円。少々値は張りますが、スタンダードのスピードトリプルならABS付きで142万円。ホイールなども異なりますが、こちらはお値打ち品なので、いろいろ手を入れて乗るというこのスタンダードはいいな!って思いました。
速いバイクなので、乗るとどんどん前に行きたくなります。それを好むか、ボンネビルのようにゆったりと速く走るのか、そこでテイストが違いますね。私は、こういうガンガン行くタイプも大好きです。
追加情報ですが、675CCエンジンを積んでいるのはストリートトリプルと称されています。こちらはRモデルは109万円ですが、他は95万円ですから、相当楽しいんじゃないでしょうか?廃棄大作などに金をかけず、出力を85馬力に抑えたスピードトリプル85ABSはナント85万円。今度試乗してみたいと思います。バンバンアクセルを開けて、ガンガン走る(パワーは85馬力なので開けた分気分が乗る感じがして)めちゃくちゃ楽しいバイクだという予感があります。
BMW、ドゥカティ、モトグッツィ、そしてトライアンフ、どれもいいバイクばかりですが、このスピードトリプル、雑誌記者などの評価が高いのは「チョウチン記事」じゃなかったんだ、と納得しました。