詳しい経緯は省略するが、友人が伊勢海老をゲットした。料理された伊勢海老ではなく、生き物の伊勢海老を。それを一緒に食べよう!ということになったのだが、生きてる伊勢海老ってどうすればいいわけ?
友人が持ってきた発泡スチロール容器を叩いても、ゆすっても反応がなかったので、「もう仏になってんじゃね?」 なんて、ホッとしたような、ちょっとがっかりしたようなそんな気分だったのだが、ふたを開けてみると、ガサゴソっと動き出す音。
そして、長いヒゲがピロ~ンと出てきた。
うわ! 顔出したぁぁぁぁ~!
おい、出てきたぞ!
けっこうデカイじゃん!
こういう場合はどうするのよ!?
友人は後ずさり・・・・
背中を持つと、おとなしくなるのだ。
けど、いきなり尻尾をパシパシやる。
油断してはいけない(すごい力なのだ)。
砂を洗い落とし、伊勢海老を鍋に押し込む。
生きたままじゃ可哀相・・・・
なんて、そんな余裕はないのだ。
鍋が沸騰してくると赤くなり、生き物の伊勢海老の面影はなくなり、完全に食べ物の伊勢海老へと変身!
つづく
まじんがぁ~