ダウン症の発音が不明瞭な原因① | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

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発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。




ダウン症特化児童発達支援事業所
『はるか』『はるか+』の
専任言語聴覚士の都築昌子です😌


はるかにこられて、
ことばの相談や、食べることの相談には、
私が対応させていただいてますよ。


さてさて。


ダウン症のあるお子さんが
発音が不明瞭です。

話し始めたけれど
わからないんです。

何をいってるのか?

滑舌がわるいんです。


などなど、

いろいろと相談があります。


最近のお子さん。

理解は良いけれど
何をいってるかわからない。


さてさて、
観察と評価をさせてもらいます。

何よりも評価するためには、
お話をしてもらわないとなりません。

そのためには、
私は、最初の数回、2から3回くらいは、
仲良くなるために、
遊びからアプローチしたり。


そもそも、
何をするかわからず
固まるタイプのお子さんには

パズルや積み木など、
そのお子さんがたのしめるおもちゃや
遊びで仲良くなります。


これを、ラポール形成といいます。、


そんな発音が不明な原因は、

鼻の奥の閉めることが、

学習できてなかったお子さん。



発音の中でも
破裂音という、
パ行とかバ行、か行、た行などが、
全部、鼻腔に響く発音をされてました。


まずは、
鼻のほうに、
破裂音のときには、
空気を流さない

鼻の奥を閉めるという
トレーニングを開始します。


発音には、
破裂音という
口からだけ出す発音と。、

通鼻大人にという、
ま行やな行のように、
鼻にも響かせる発音があるんです。


まずは、
その鼻の奥を閉める筋肉を
活性化する


これが、できたら、
次に、破裂音をしっかり、真似して
出せるように
言語訓練はすすめていきます。



ステップを踏んで
誘導していきますが

どんどん、上手になって
先日は、ドヤ顔!そして笑顔!


やはり、できたよ!の笑顔は最高で、
自信につながりますね。



言語聴覚士は、
あくまでも見本を示すしかできません。

口の中や、鼻の奥に指をいれるなんて
てきないので。


一つ一つ、真似をしてもらいなから
ステップアップ⏫⏫⏫していきます。


今回のお子さんは

アセスメントで、喉の奥をしめる感覚が不十分なことと、

破裂音が出せてない、
鼻に響かせてるということが
わかったために、この訓練をとりいれてるんですよね。


訓練内容は、
お子さんによって、
オーダーメイド!になります💓