コミュニケーションの保障が大切ですね。 | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

先週末の「自閉症スペクトラム学会」に参加して、
より、自閉症のお子さんに対して
そして、ご家族に対して、

専門職として、提供していくべきことが
くっきりと見えてきています。

今、当事者の方だとか
実際に、重度の自閉症のお子さんを20年以上
育ててられるお母さんたちとお話をしながら、

実際の苦労話などを伺ってます。


そんな中で、やはり、一番、大切なのは、

自閉症のお子さんにおきるいろんな問題を解決していくには、

「コミュニケーションをしっかりととること」


これにつきると感じてます。


幼児期より、環境を構造化していくこと。

そして、
ことばがなくても、とにかく、できるところから、
コミュニケーション手段を使用していくこと。

(絵カード、マーク、サインなんでも)


そして、
お子さんが、自発的に自分の気持ちなどを
どうにか他人に伝えるようにできるようにサポートしていくこと。


自閉症のお子さんの場合、
ことばを話すようになったから、
もう絵カード入らない!ってことはないです。

やはり、
「視覚支援」がとても大切になってきます。

ことばを獲得し、そして、文字で文章も書けるようになる。

でも、やはり「視覚支援」はとても大切です。

視覚支援をすることで、
スムーズな理解に結び付きます。


そのために。
文字を使えない段階のお子さんや自閉症の方は、
PECSなどの絵カードなどを使用する。

そして、
文章を読んで、書くことや理解することができてきたら、
「ソーシャルストーリーズ」を活用していく。


このソーシャルストーリーを書くのは、
深く、深く。
お子さんの内面を理解してないとなかなかできないことです。

長いライフスパンを視野に入れて、

大人になるまでに、
これだけのことはできるようにしよう。

これだけのことを伝えられるように育てよう。

その目標に向かって、
日々、コツコツ積み上げていく。


これしか、
方法はないと思います。


これは、健常児でも、一緒な部分もあるし、
自閉症のお子さんは、
本当に丁寧な対応が必要になりますが、

ゴールを見失わないで、
サポートしていくこと。

そして、疲れたら、
休むことも必要なこと。


でも、一段一段、
積み重ねていくことが大切だと実感してます。


ブレインジムは、
体と心と学習能力の活性化に役立つので、

ブレインジムも日課に組み込む。

そして、
「このエクササイズは、こんなエクササイズだよ!」と
理解できるお子さんには、
しっかり論議しながら、
楽しく活用していったらよいものだな。。と思ってます。


定型発達といわれている方であっても、

日常生活に視覚支援を使用してないことはないってことを
忘れないでいただきたいのです。


買い物であっても、
きちんと構造化(予算)をたてて、
計画的に買い物される方は、

貯金もきちんとできているし、
部屋も片付いているし、
衝動買いはない!

そして、
一方で、
衝動買いに悩まされて、
家にものがあふれている人は、

視覚支援を使っていない場合がほとんど。
(計画習慣、メモ週間などなど)


どこまで、いっても、
だれにでも、
視覚支援って、とっても有効だということを
あらためて感じてます☆


ブレインジム101講座  
  9月10月 週末3日間講座   9月6日(土) 10月4日(土)5日(日)  
     今週末土曜日で、締め切ります!
  9月連休3日間クラス
      9月13日14日15日      9月6日締め切りですので、お早めに☆

お申込みは、こちら。