Perfumeファンにはお馴染みの
”篠木雅博さん”
古い時代の制作プロデューサーというイメージです。
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(Perfumeメンバーの音楽的な嗜好)
①あ~ちゃんさんは、なによりaikoさんが好き
②かしゆかさんは、アンダーワールドやD.D.DAISHI DANCE のようなおしゃれな音が好きそう(そうっ?)
③のっちさんは、髭や椿屋四重奏、女王蜂や椎名林檎さんのような”熱い”スタイルが好きそう
Perfumeメンバーから見えてくる音楽的嗜好はくっきりとせず、
漏れ聞こえてくる”好み”はこんなもんかなっ、という程度の認識です。
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(MIKIKOさん)
*アミューズからは”万人受け”というところを徹底的に叩き込まれたが自分の想いとは違った
*万人に受けなくても、ひとりの人間に深く刺さるものを作りたい
*エンタテインメントの側面から見てもアートの側面から見ても面白いものにしたい
(中田ヤスタカさん)
*メジャーなものと、マニアックなものは共存できる
*綺麗な和音とか濁らない音も好きだが、理論を知らない人が勢いだけで作ったトラックも好き
*和音の理屈で制限してしまうような呪縛からは解き放たれたい
(篠木雅博さん)
*椎名林檎と契約を決めたが当初楽曲制作現場を任せた音楽ディレクターは椎名と激しく対立した
*Perfumeと契約を決めたが、作品に違和感を感じたままマネージメントの自由に任せた
*奇しくも、椎名林檎が出場した「第9回TEENS' MUSIC FESTIVAL」の時のグランプリはaikoさん
*そのaikoさん好きのあ~ちゃんさん率いるPerfumeは、篠木さんとの確執を抱えてメジャーへ進出
作品に世代的な違和感を感じたプロデューサーが
年配者に受け入れられなかったアーティストなどの成功例を踏まえ、
それまで経験のない違和感が大化けの予兆かもしれないと思いながら、
マネージメント側の熱に押され、勘で商業契約を結ぶこともあると思います。
旧来のディレクションを無視して自由にやらせるしかないと考えることは
”賭け”だったことと思います。
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のっちさんが好きな”椎名林檎さん”の魅力には、
女性特有の”少女期の過剰な自意識”が楽曲にも歌にもPVにも表れています。
そして、
ポップス音楽という起承転結のはっきりした3~4分の楽曲を
消費者に印象付けることが命題であった旧来的な音楽産業のプロデューサーは、
商業音楽以外の価値観に疎いことが自然なことであると想像つきます。
そういった意味では優等生的な aikoさん の作品群。
メジャーとは言いにくいアンダーワールドのような世界観。
ニルヴァーナに通じるようなオルタナティブな色彩感の強い椎名林檎さん。
そして、
商業音楽に舞踊が偶然融合され、既存のものにないアート性が発揮されているPerfumeさん。
ブレイクから約9年経った現在、
Perfumeの魅力を今一度検証してみようという業界全体の試みを
ある意味醒めた目で見ている私。
ここは、世代の隔たりというよりも、受け手の”感性性能”の問題であると思います。
”やっとPerfumeの時代が来たかもしれないっ”(それが言いたかっただけだろっ)
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・・・「遠回しな自己満足もいいかげんにしろよっ」・・・とお思いのアナタ・・・
「Perfumeスペシャルプログラム ~collaboration~」
5/28(日) よる6:00~
・・・「わかったっわかったっ」