お金を増やすプチ物語 その3 | 天使

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前回の物語の続きです。


お話を忘れてしまった場合や最初に

このページから来られた方はまずは
こちらをご覧下さい。

 

お金を増やすプチ物語 その1


お金を増やすプチ物語 その2

 

 

そうすると、ろろは言いました。
 
「僕は、この幸せの実をもらったのだけど、
あまりにもキレイで甘い香りがするので、
ずっと食べずにとっておいたんだ。

 

それは、もう大事に大事にして眺めていたんだ。
そんなある日、朝起きてみると
あんなにキレイだった実が真っ黒になって
しぼんでしまっていたんだよ。

 

もう悲しくて仕方なくて三日三晩泣いたよ。


でもね、そのうち涙も枯れてしまい寝てしまって・・・
夢を見たんだ。目の前におじいさんが現れて、こう言ったんだ」


 


「君にあげた幸せの実は、
残念ながら腐ってなくなってしまった。


残念だったね。

あと一個だけあげるから今度は、
これをどうすれば増やせるか考えてごらん。


ヒントを1つ差し上げよう。

自然の法則を利用することじゃ。
では健闘を祈る!」



 


「そこで目が覚めたのだけど、
最初はどうやって増やせばいいか分からなかったんだよ。


その後一週間、真剣になって考えたよ。

自然の法則ってなんだろう?って・・・。


一週間、考えても全然わからなかったから、
もうやけくそになって、もらった実を食べてしまったんだ。

 

どうせ、とっておいても腐ってしまうのは
前回の経験から学ぶことができたからね・・・。

 

この幸せの実は、この世のものとは思えないほどおいしかったよ。 
食べ終わると、あ~あこんなおいしい物を
僕はもう二度と食べられないんだなって思ってね。

 

そしたら、なんだか悲しくなってきてしまって・・・。
だから、せめてこの実に感謝の気持ちを込めて、
土に帰してしてあげようと思ったんだよ」


 


 
するとぽんたは、言いました。

「どうして土に帰してあげようと思ったの?」

 


「どうしてって?すべての生き物は、
死んだら土に帰るって聞いたことがあったから・・・


そして、固くて食べられなかった部分を
キレイに洗って土の中に埋めたんだ。

 

それで、最後にありがとうって
心を込めて言ったら突然、今まで晴れていた天気が
曇ってきてとうとう雨が降り出したんだよ。

 

で仕方なく家の中に入って、
のんびりすることにしたんだ。



 

そして一週間が経ち、
ふと、この前植えたところを見てみると、
そこには緑の葉を出した小さなものが生えていて・・。

 

なんで、こんなところに?って不思議に思ったけど、
そういえば一週間前、この場所にあの時食べた実を
植えたって思い出して・・・。

 


きっと、こいつはあの実の生まれ代わりだなって思ったんだ。
それで・・・」



 

とここまで話をして少し疲れたのか、
ろろは一度話を休み、すっと立ち上がって台所に行き、
ぽんた達の大好きな紅茶とおいしいクッキーを二人に振る舞いました。


 

しばらくすると、話を続けました。

 

続く・・・

 

お金を増やすプチ物語 その4


 

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