「しんぶん赤旗」で谷本諭理論委員会事務局長が中北浩爾氏に対して、中北氏が反論を載せよ!と要求する手紙を出していました。

それに対して日本共産党が「しんぶん赤旗」紙上で党の見解を示しました。

 

 

中北浩爾中央大教授への回答

 

政治学者の中北浩爾中央大教授が「しんぶん赤旗」2月21日付掲載の論評「日本共産党を論ずるなら事実にもとづく議論を中北浩爾氏の批判にこたえる」に対して、3月5日付で反論の文の掲載を請求してきました。これに対して、日本共産党中央委員会と赤旗編集局は以下の返事を送りました。

 

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中北浩爾 様
 

あなたの「『しんぶん赤旗』への反論文掲載の請求はお断りします。
「しんぶん赤旗」日刊紙2月24日付および日曜版3月3日号に掲載した谷本諭理論委員会事務局長の論文は、あなたがすでに一般新聞その他の多数のメディアでわが党に対し事実にもとづいた批判とはいえない言論を行っていることに対して、党の見解を示したものです。
あなたがとりあげている裁判は、サンケイ新聞(当時)に掲載された自民党の意見広告によって、わが党の名誉を深く傷つける誹謗(ひぼう) 中傷を受けたことに対し、サンケイ新聞が多大な影響力と公共性をもつ一般新聞であること、サンケイ新聞も加盟する日本新聞協会の「新聞倫理綱領」が公正・公平の原則をうたっていることなどをふまえ、わが党の対抗措置を認めるよう求めたものです。こうした一般新聞とは、まったく性格の異なる政党の機関紙を同列において、反論掲載を求めることは成り立つものではありません。


日本共産党中央委員会
赤旗編集局

 

中北浩爾氏の要求はもともと無理筋でした。

パトラとソクラも断られるとは思っていました。

 

 

 

 

しかし、共産党がこの要求をスルーするのか、どんな断り方をするのかが楽しみでした。

 

結果がこれです。

 

中北氏は共産党がサンケイ新聞に同じような要求をした例の裁判を引き合いに出して、反論文掲載を要求していました。

しかし共産党は、今回、サンケイ新聞が「多大な影響力と公共性を持つ一般新聞」であることと、「新聞倫理綱領が公平・公正の原則を謳っていることへの対抗措置」であったので、アクセス権を求めた裁判をしたのだと言っています。

 

それに対して、「しんぶん赤旗」は「全く性格の異なる政党の機関紙」であるので中北氏の要求をはねつけると。

へえ~。
たしか、しんぶん赤旗は、2021年9月3日に日本ジャーナリスト会議(JCJ)から、優れたジャーナリズム活動を表彰する「JCJ賞」を受賞していましたね。

 

 

 

 

公平・公正とは関係ないんだって?

 

でも、「多大な影響力と公共性を持つ一般紙と違う」からってどうなんでしょう?

エロ・グロ・ナンセンスの雑誌と同じって事でしょうか?
そしたら、もうああいうものは図書館に置いちゃいけないでしょうね。


中北浩爾氏の批判の文章は赤旗日曜版にも掲載されましたよね。あれって、80万部くらいの発行部数ということじゃなかったっけ。今の産経新聞と部数はあんまり変わりませんよね。
それに今から130%も拡大しようと思っているって噂もあります。

あれもこけおどしか?

 

逃げる一手の共産党。

 

あっぱれ! 日本共産党。

 

2022年02月11日には時事通信者が赤旗編集局を取材していました。

 

潜入!「しんぶん赤旗」編集局 共産党機関紙の知られざる実態に迫る【政界Web】という記事があります。

 

小木曽陽司編集局長はこう言っていました。

 

最後に、一般メディアの評価も尋ねた。山本氏は「プロの仕事は真実は何かを調べることだ。これをやらずに、各自の言い分を並べるだけではプロの仕事ではない」と手厳しい。小木曽氏も「権力から独立しなければいけない、真実を報道しなければいけないという、メディアとしての役割を果たしているのか」と疑問視。その上で「メディアにしっかりしてもらわないと、この国は本当に良くならない。そこは声を大にして叫びたい」と強調した。

 

 

権力から独立しなければいけない。

 

ただ一つ相手にできない権力があるのでしょう。

 

常任幹部会という権力が。