母の舞台 | 問題解決の扉

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ケアハウスの母に電話をしたところ、

 

「眼科に行けないから緑内障の目薬がなくなった。目がかすんで見えなくなった」

 

と、騒がれました。

 

こちらから電話をしなければ、ずっとそのままだったのでしょうが、私からの電話でいきなり舞台が始まった感じです。

 

少し前までは頑張ってバスに乗り、一人で眼科に行けていましたが、歩行器なしでは歩けない状態となり、歩行器を持って混雑したバスには乗れないので事情はわかります。

 

ただ、目薬がなくなる前に

 

「そろそろ眼科に行きたいのだけど」

 

と、一言あればスムーズなのですが

 

「私が言う前に気づいて、一番いい方法を選んでもらいたい」

 

が母の口癖で、その結果です。

 

前夜にそんな話をされ、翌日に行く事になりました。

 

私がケアハウスまで迎えに行き、そこからタクシーで病院は大変な労力です。

 

タクシーアプリで手配。ケアハウスから母にタクシーに乗ってもらい、病院で待ち合わせをすることにしました。

 

毎回「間もなくタクシーが来ます」とナンバーを知らせて来たら、母に連絡をするのですが、到着予定の15分前に母から電話。

 

やっと座った座席を立ってホームで電話に出たところ

 

「まだ連絡ない?」

 

「あと15分後でしょ。来たら連絡するから」と電話を切りました。

 

眼科では「特に変わりないですね」。

 

当たり前です。一日二日点眼しないでいきなり目がかすむ病気ではないのだから。

 

受診前に母に言い含めた「付き添いがないと病院に来れないので、なるべく先までの目薬を下さい」は言えたようで、多めに目薬を戴けました。

 

処方薬局では「目薬が足りないので、後日とりに来て下さい」と言われ、母が「はい」。

 

割り込んで「送って頂けます?」と頼みました。

 

誰が取りにくると言うのでしょう。

 

ランチをとり、母の買い物につきあい、山のような薬と買い物の荷物をもちケアハウスへ。

 

部屋の掃除をして、冷蔵庫をチェックすると、実家にいた時と同様に賞味期限切れの食品の山。

 

冷蔵庫の中の半分近くを処分。

 

大雨情報があるので、帰ろうとしたところ、ケアハウス内の母の友達が遊びにきました。

 

私が掃除をして、山のようなゴミを出し、きれいになった部屋で友達に好き放題な話をするのが目に浮かびます。

 

母の舞台は独特です。