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パティシエまかろんの「ホントのSWEETS」

リアルパティシエ【まかろん】がSWEETSについてのいろいろを書いていきます

専門学校卒で最初に入ったのはホテルの製菓課でした

一般に、
早く全ての仕事に触れたい商売に触れたいなら町場のお店、
技術を深く磨きたいならホテルの製菓課、
ってザックリそんな感じです

ホテルにも色々あって、
一から全て自分の所で製造するところもあり、
ほぼ外注のケーキで製菓課は人数少なめのところもあります
昔の外資系とか効率のために最小限の人数で、
ヒドイところは”ムースが出来る粉”を使って牛乳や生クリームと合わせるだけってとこもありました
今もホテルによりまちまちです

僕が入ったところは旧ホテル御三家の一つでほぼ全てを自家製造していました

ホテルにより違いますが、僕の所はセクションが4つに分かれていて、

・ショップのケーキ等を仕込み、仕上げ
・宴会、婚礼、レストランのデザートを仕込み製造
・生地を仕込み、焼成
・アイスクリーム・シャーベットを製造
でした

それぞれ3~5人位のチームでセクション長、中堅、新人で構成されていました

新人の頃は8~16:30定時でしたが、
5:30位に仕事に入り、その日使う生クリームやカスタードクリーム、先輩の道具等の準備をしていると年数の浅い順で先輩が出勤してきて8時前に全員揃うような感じでした
まだ、バブルの終わりかけでしたので、毎日22~24時位までは仕事をしていました

昔は厳しいところが多かったので、かなり精神的にキツかったです
蹴られたりもありました
今はそういうのは殆ど皆無と思います

入って早々、
「お前が喋っていいのは”ハイ”か”すみません”だけや」とか
「三歩以上は走れ」とか
僕はうわ~って感じでした
今となっては先輩とも仲良くして頂いてますが、
当時はマジで怖かったです
毎朝”今日こそは辞めるって言おう”って思ってました
怖くて言えなかったですが、、、

セクションで各々の役割で一年とかを過ごします。
なので一通り回るだけでも数年
2周目以降でセクション長なのでその倍
と、ひと通り出来る様になるまでにかなり時間がかかります
でも、一年を通して毎日同じ事をしていくので、
それぞれのことについて深く掘り下げていき
技術はかなりな精度まで上がっていきます

一年中計量する人
一年中生地を仕込む人
一年中オーブンで焼く人
ってかんじです

なので、職人としても(回りきれれば)
かなり広く深く色々なことが出来る職人になれると思います

コンテストとかも出やすい環境ですし、
僕は最初がホテルで結果的に良かったと思っています