嬉しすぎて泣いて笑って・・・ | 櫻月

櫻月

浮遊する心の覚書

ZAPPA 『鬼 ONI』碧組

1週間ぶりに池袋へ
碧組2回目

後方の席で観ようと思ってたら
すでに埋まってて・・・
1つだけ空席だった下手被りつき(笑)へ
この選択が大正解

う~平日観にいけなかったのが悔やまれますわ
ちょこちょこ演出がマイナーバージョンアップ
しかも、すべて個人的ツボつきまくり
おかげで、泣き所増加・・・

えっと、ここから少々ネタばれですわ
いいよね?










疱瘡の三兄妹弟
特に、さち が凄かった
明らかに、顔つきが違うよ~
台詞としてでなく、さちの言葉として
直接心に響く言葉がとにかく多くて
自分自身が兄である元や診療所のみんなになってしまって
話されているような、そんな錯覚・・・

元お兄ちゃんもそれに呼応するものだから相乗効果
そして、最期のシーンの何気ない一言にノックアウト
聞いた途端、ぶわっと涙!
それまでの、後悔とか無念とかいった感情を
すべて昇華させてしまうほどの威力
やっぱり、元兄ちゃんみたいなお兄ちゃんが欲しい(笑)

薩摩脱藩浪人の治左衛門
うわっ、裕之進
先週はそんなことしてなかったよね?
  してなかったのは、確認した
でもこれ1つで、そのあとの芝居に説得力が増加

うわ~託されたものは大きいぞ
どうする?治左衛門

予感はあったけど
目にした途端、ぶわ~っと涙
一緒に桜田門へ行くのですね
覚悟が違うのか、顔つきまで違うような・・・
どこまでも熱い薩摩隼人ですな
律さんじゃなくても惚れますわ

春山先生と花さん
花さんは女性としてこうありたいと思う理想像
春山先生の懐の深さと医師としてのその姿勢は見習うべきもの

あの二人のつかんだ手と手
その決して派手ではないけど
お互いを想うその強さは
『われても末に あはむとぞ 思ふ』
という句を思い出さずにはいられなかった

おくま
この人がいるだけで
元気と笑顔と夢をいっぱいもらえる
ほんの少しだけ食いしん坊で
それが「生命」へとつながっている気がする
「死」が隣り合わせといっても過言ではないあの時代に
彼女の生命力は生き生きと輝き
活力を与えてくれる

イネ
ある意味、一番自分を重ねることができる彼女
勝気でいなければならなかったであろうその境遇
頑張り屋で志は高く・・・
  って、重ねられるといっても
  こういうところじゃなくて、何となくの境遇がね
良くも悪くも隙がない・・・

『なぜ、医者になりたいのか』
その本当の答えを導いたのは
春山先生であり、惟順をはじめとする診療所のみんなであり
何よりもタダの存在であっただろう

タダ
その包み込むような優しさと明るさからは
想像がつかないほど「医」に対する態度は厳しい
その知識技術だけではなく、「医」に携わるものとしての
精神を改めて見せ付けられた気がする
  それ以外の部分は天然に近いけどね
だからこそ、同じく「医」に携わるはずのものである
奥医師に対しては、辛らつですらある

はにかみながら
左肩をほんの少しだけあげながらみせるその笑顔は
誰をも安心させ、やさしさに満ち溢れている
タダらしい一面のひとつだろう






あ~毎日通いたいー
ってか、泊り込んじゃダメですか(笑)
その前に、仕事なんとかしようよ・・・私