おはようございます!
今日もいい天気ですね!
ここ数年、個人的に気になっている
「洋菓子の専門用語との付き合い方」
についてお話します。
※このページはお菓子作りに直接関係する話ではありません。
私のちょっとしたボヤキ?
の様な話です。
※面白くはありません。(^_^;)
🌍
洋菓子の専門用語は道具や材料名も含めてカタカナが多く使われています。
フランス菓子ならば当然フランス語が多くなります。
製菓学校や就職したての若いパティシエにとっては将来の事を考えるとある程度必要だと考えています。
プロは専門用語を正確に学び使えなければいけないと思っています。
※必要な範囲でいいと思います。
※日本でもフランスでもプロ同士の会話では専門用語の方がニュアンスも含めて伝わりやすいので一般には知られていない言葉が多く使われます。
そして日本の場合は
【日本語の専門用語】と
【カタカナ造語】
があり、更にパティスリーによっても使われている言葉が違っているのでややこしいと思います。
ではプロ以外の
「一般(趣味)の人」は?
という話。
これは文化としてどれくらい伝わっているかのバロメーター的な部分でもありますが、たくさんのカタカナ用語を使う事が正解ではないと感じています。
まして理解が間違っていれば意味がありません。
お菓子教室では
「専門用語」
特に
「カタカナ専門用語」
を沢山使う生徒さんが必ずしも
お菓子作りの”カン”
が良いわけではありません。
逆に多くのカタカナ用語を知らずとも私の説明を正確に理解し作業に反映されている人はいます。
※もちろんそれだけではありませんが、仮にその人がプロであるなら優秀な人という事です。
教室(専門学校含む)の参加者は一人ではなく複数人なので必ず用語的な知識の差があります。
一応私はプロなので分かりやすい言葉、主に日本語を選んで説明しますが、生徒さんの中には(無理やり?)カタカナで質問される方もいます。
質問が多くなれば盛り上がる面もあるので、少々意味を間違えていても訂正しつつ他の参加者さんにも話す事が出来るので
「ありがたい事」
でもあります。
しかしこれを
『仲間内だけ』
の会話だとすると間違った理解が広がっていくようで少々心配になります。
巷でよく聞く
『意識高い系のカタカナ(主に英語)』
が気になる(気に障る)人もいると思います。
※私個人的にはカタカナ用語を多用する人が優秀な人のバロメーターではないと思っています。
問題は
「カタカナ洋菓子専門用語」
が
「意識高い系のカタカナ用語」
の様に
⇒「使っていると優秀」
だと本人が気づかぬうちに思ってしまっているケースが見受けられる事です。
これは若いパティシエ達にも見受けられ、スタッフ同士のコミュニケーションにも悪い影響が出る事があります。
※専門用語使いたいシンドローム。
私なりに
「何が問題の根源なのか?」
と考えた時
「そもそも日本人は外国語コンプレックスを抱えている人が多いからなのか?」
と考えたりします。
ただ「背伸びしている」
とは違うと思っています。
これは日本が🗾
〈島国であること〉
や
〈教育の事〉abc…
〈元々の国民性〉
など様々な事が絡んでいると思うのでどうする事も出来ません。
個人的には
『趣味としてお菓子作りをする』
ならカタカナ用語は便利なこともありますが必ずしも必要だとは感じていません。
ですから私は
『フランス菓子の専門用語・カタカナ用語』
の基本的な使い方は必要に応じて伝えたいと思っています。
一方
『専門用語を知る事』
はモチベーションにつながる事がありますので、そこは正しく覚えて使ってほしいと切に願っています。
※ネットや本屋さんでは”そういう”レシピも見かけるのですが、これ見よがしな表現のレシピ(本)はあまりお勧めできない事がほとんどです。
🌽 …
勘違いしたカタカナ用語問題の根源の1つに
「雑誌」「メディア」📻📺📚
が誤った使い方、もしくは説明をしている事があると思っています。
趣味の人向けに出版されている本やネット記事。
レシピ本含む出版物にも間違いが見受けられます。
さらに踏み込んだ発言をすると…
〈製菓学校の先生〉
プロの現場でも
〈若いパティシエ〉中心に結構
「エッ、それはちょっと・・・」
という事があります。
私は
趣味のお菓子作りは
「楽しくあれば良い」
と思っていますが
「楽しければ間違っててもいい」
とは思っていません。
日本人なりの(個人的な)アレンジは大いに楽しめばいいと思いますが、他国の文化なので
〈言葉の間違い〉
はその国の
〈文化の解釈の間違い〉
でもあるので行き過ぎると発祥地に対しても失礼だと感じてしまいます。
※ちょっと固い?大げさでしょうか?
「笑い話」
ならばいいのですが。
「笑い者」※
にされるとしたらそれもいやです。
※日本人が海外の映画などで違和感のある日本が映し出されたときに笑ってしまうあれです。
いかがでしょうか?
日本で使われるカタカナ用語は流行りもあります。
ここ数年では「マカロナージュ」なんて一般の人や後輩にカッコつけたいパティシエ(若い人限定ではありません)からよく聞きます。
他にも色々ありますがその流行りが必ずしもフランス語の当たり前でもないので
「ちょっとな」
というところです。
📒🖋 💻
皆さんは
巷で聞く
『意識高い系のカタカナ用語』
で話す人、どう感じられますか?
製菓学校の皆さん
『カタカナ用語』
をバリバリ使う先生を
「あの先生は優秀だ」
「あの先生はカッコイイ」
と感じますか?
それでは皆さん!
愛ある一日を!
~おまけ~
就職の面接や企業訪問でカタカナ用語を多用する生徒さんは面接官(シェフ)からどう思われるか気を付けた方が良いです。