おはようございます!
今日もいい天気ですね!
「クリームチーズ」
チーズの中では洋菓子作りで最も多く使われているかも知れません。
パティスリー(洋菓子店)によっては
「カッテージチーズ」や
「マスカルポーネチーズ」
の方が多く使われているお店もありますので実際の数字を今度製菓材料の問屋さんに聞いてみたいと思います。
地域性などもあるかも知れません。
アメリカがオリジナルだったと記憶しています。
が、良くわからないので詳しくはお話出来ません。
「クリームチーズ」はフランスでも良く食卓に登場しますが学食に置いてあったりもします。
フランスで働き始めた頃、語学学校にも通っていて学生証を持っていたのでよく近くの学食で食事をしていました。
学生ならみんな利用出来て学校の職員の人たちも食事していました。
私の印象では子供向けのチーズという感じです。
おやつとしても
フランスの有名なブランドでは
「Kiri」がありますがもちろん他のメーカもたくさん作っています。
製菓材料としては日本ほど多く使われていないと思います。
と言うかチーズ自体が限られた地方菓子(タルトなど)でしか使われていない印象です。
食卓ではそのまま食べるか他のチーズ同様に好みのパンに乗せたり挟んだりして食べる事が多いと思います。
日本のパティスリー(洋菓子店)では
レアチーズケーキ
スフレチーズケーキ
ベークドチーズケーキ
チーズクッキー(サブレ)など
生菓子と焼き菓子の両方で多く使われています。
おそらく
”日本人のイメージするチーズ風味”
に合っている事と
”甘く仕上げても違和感が無いチーズ”
なので多くのお菓子に使われているのだと思います。
※私の場合、子供の頃(昭和40年代)「プロセスチーズ」をよく食べていました。
別物ですがどこか印象が近いのかも知れません。
作業性が良いのもよく使われる要因だと思います。
ハード系のチーズに比べて
「クリームチーズ」はペースト状なので生地に合わせたりする工程がスムーズです。
ハード系チーズは粉にして使う事が多いです。
いわゆる〈チーズ風味〉自体を強く出せるチーズも沢山ありますが日本人になじみのあるチーズ風味はやはり
「プロセスチーズ」かな?と思いますので、あえてしっかりとした風味のチーズは使いにくい感じかな?とも思っています。
どのメーカーの
「クリームチーズ」
がお菓子作りに向いているのか?
と聞かれると困ります。
産地やメーカーによって風味や食感が違うので作るお菓子に対しての
「向き・不向き」と
「好み」だと思います。
ではどの様に違うのかだけ少しお話しします。
ザックリ言えば牛乳が主原料なのでその風味や色は牛乳に由来します。
そしてメーカーによって
「酸味」「乳風味」「固さ」
が違います。
日本のメーカーと海外産
(フランス・ニュージーランド・オーストラリア・デンマーク・アメリカなど)
でも大きく違います。
個人的に1つ気になるのは
「塩味」です。
「Kiri【キリ】」(フランス)
はやや塩味が強くレシピによっては気になってしまいますが、酸味など全体のバランスがとても良くそのまま食べると1番美味しいと感じます。
オーストラリアやニュージーランド産は
乳風味とやや強めの酸味を感じる傾向があると思います。
あくまで個人の感想です。
色も少し黄色っぽいです。🌏
餌が違います。
国産のクリームチーズは色が白くやや柔らかめで塩味も抑え気味な商品が多いと思います。
もちろん全部ではありません。
いかがでしょうか?
焼き菓子に使う
「クリームチーズ」は少し塩味が強くても問題ありませんし、むしろ更に塩を加える感じになりますのでソコで調節すれば良いと思います。
優しい生菓子にするなら塩味は抑えた
「クリームチーズ」の方が向いているかも知れませんね。
レアチーズケーキなど
レモンジュース🍋を多めに配合すれば沢山のチーズを使わずにチーズ感が増しますし、塩味の調節もしやすくなります。
沢山の「クリームチーズ」(例えば「Kiri【キリ】」など)を使って少し塩味が気になってしまう時は塩味の少ない
「クリームチーズ」に置き換えるか量を減らして生クリームとレモンジュースを少し多めに加えるなどすると好みの味に近づくかも知れません。
それでは皆さん
愛ある一日を!
クリームチーズを使った
ソフトクッキーです