おはようございます!
今日もいい天気ですね!
「ゼリー」
のお話しをしたいと思います。
日本で指すところの
「ゼリー」
はフランスでは見当たりません。
・・・
6年間ヨーロッパで洋菓子の仕事をしましたが1度も作った事はありませんでした。
※レストランで働いていた時に
🍅
「フルーツのゼリー寄せ」
🍊🍓
はサービスしていました。
日本では
フルーツゼリー
以外にも
コーヒーゼリー
などスーパーやコンビニでも購入出来る、とても身近なデザート菓子だと思います。
フランスで
「ゼリー」
にあたる単語
「ジュレ」【gelée】
は「氷点下」という意味に使われますが
料理用語ではお肉やお魚の
「煮凝り(にこごり)」
を指します。
単純にゲル状の物質(物体)も
ジュレと言います。
洋菓子ではフルーツに砂糖を加え煮る事で元々含まれているペクチンの作用によってゲル化したモノを
ジュレと呼びます。
ペクチンを加える事もあります。
デザート菓子ではフランスの
「ブラン・マンジェ」
【blanc-manger】
イタリアの
「パンナコッタ」
【Pannacotta】
などが
「ゼリー菓子(冷菓)」
に当たりますが、それらを日本の様な
「ゼリー」とは言いません。
※「ブラン・マンジェ【blanc-manger】」
アーモンドミルクもしくはアーモンドの香りを移した牛乳を甘くしてゼラチンで固めて作りますが最近日本ではナゼか
パンナコッタとごっちゃになっているのをみかけます。
※「パンナコッタ【Pannacotta】」
基本的には乳製品(生クリーム、もしくは一部を牛乳に置き換えたもの)を甘くしてゼラチンで固めて作ります。
フランスでもパンナコッタの名称で作られています。
「ゼリー」を作る為の凝固剤には
ゼラチン以外にも
〈海藻系〉の凝固剤や
日本では
〈こんにゃく芋〉
なども使われます。
食感や口溶けなどそれぞれに長所があります。
「ゼラチン」の話をしたページです。⇐よかったらどうぞ。
他の凝固剤の話も少ししています。
ゼラチンで作ったゼリーは
『口溶けが良く香りが広がりやすい』
ので優しいほのかな香りも楽しめます。
ペクチン(リンゴ🍎や柑橘類🍋🍊からとります)や
〈海藻系〉の凝固剤を使うと常温でも溶けないので殺菌することで
「日持ちゼリー」に向いています。
振動にも強いので長距離輸送にも耐えられます。
こんにゃくゼリー
はご存じの通りプヨプヨ食感が特徴で個人的には常温でも美味しいと思います。
いかがでしょうか?
ゼリーは計量さえ間違わなければそれ程難しくないので、家族で楽しく作れると思います。
※ゼリエースでも良いと思います。
お湯で溶かして冷蔵庫に入れるだけ!
私はハウス食品の人ではありません。
個人差はあると思いますが、お子様にとって
易しいゼリー作り
は台所仕事のきっかけになるかも知れません。
私がそうだったので。笑
それでは皆さん
愛ある一日を!
ルビーグレープフルーツゼリー
~追記~2023.7
【麦茶のゼリー】
麦茶の優しい風味はお子様から年配の方まで喜ばれると思います。
麦茶はノンカフェインなので安心ですし、乳製品との相性もとてもいいです。🙂
動画ではより風味が伝わりやすくなるよう”柔らかめの配合”にしてありますが、食感も楽しみたい人はゼラチンを増やして作ってみて下さい。😋
親子で
『見て、読んで、作って、楽しめて、学べる』
絵本を出版したくて色々構想を練っています。
調理系の出版社ではなく
絵本の出版社の方が
もしこのブログを見て興味を持っていただけたら
嬉しいです。