おはようございます!
今日もいい天気ですね!
普段の生活の中で
「はちみつ🍯」
は登場しますか?
「朝食のヨーグルトにかける。」
「トーストにかける。」
「おやつのホットケーキにかける。」
「どんなはちみつを選べばいいの?」
どれ?
となりますが・・・・・。
そう、実は「はちみつ🍯」
国産、外国産あわせるとめちゃくちゃたくさんの種類があります。
困りますねぇー!
「洋菓子作り」だけに絞って個人的な好みもガッツリ入れてお話します。
個人的!
洋菓子に使う「はちみつ」は
〈何が目的か?〉
を少しだけ考えてみます。
「味」「香り」を付ける。
は想像しやすいと思いますが他にも
目的(効果)があります。
「はちみつ🍯」は吸湿性が高いので焼き菓子に使うとしっとりとした焼き上がりになります。
日本で好まれるカステラなどの食感です。
ただし入れすぎると
「ベチャッ」っとした不快な感じになってしまうので注意しましょう。入れすぎ注意
焼き菓子の「色づき」も良くなります。
美味しそうな「きつね色」の焼き色がキレイに入ります。
同時に独特の香ばしさも付きます。
しっとりした食感も
きつね色の焼き色も
転化糖を入れるのと同じ効果です。
「はちみつ🍯」の味や香りが他の素材とのバランスで必要無いケースもありますので
転化糖と使い分けられると良いですね。
「はちみつ🍯」は種類によって甘さ以外の
味と香りにそれぞれ独特な主張があります。
「酸っぱいような」
「苦いような」
「スッキリしているような」
「コクのあるような」etc・・・・・
個人的には主に
「フルーツケーキ」(洋酒につけ込んだドライフルーツを混ぜ込んだパウンドケーキ)と
「フロランタン」(クッキーの生地の上にオレンジピールやチェリーなどのドライフルーツ、乳製品とはちみつを煮詰めたのもを乗せて焼いたお菓子)によく使っています。
どちらのお菓子もドライフルーツを使っていて、「はちみつ」との相性が良く・・というか「はちみつ」無くしては成立しません。
下に写真貼っておきます。
焼き菓子に使う「はちみつ🍯」には
「パンチ」と「キレ」があり
「濃厚さ」も必要だと感じています。
〈他の素材に負けない存在感〉と
〈他の素材を引き立てる力〉
が両立出来る「はちみつ」がいいと思います。
私はお菓子に
「スッキリ系」「優しい系」の
「はちみつ」はあまり使いません。
朝食のトースト、ヨーグルト、ホットケーキにはバリバリ使います。
「ラベンダー」「菩提樹」「ひまわり」「モミの木」「オレンジ」「レンゲ」「アカシア」などなどなど・・・・・。
ミツハチが働いてくれている植物ですが、
味・香りはそれぞれ違います。
「純粋はちみつ」=100%はちみつ!🍯
「加糖はちみつ」=はちみつ以外の糖類(40%未満)が入ってる。
※海外の「加糖はちみつ」は怪しい物もあるそうなので・・・。
「精製はちみつ」=精製して色やニオイを取り除いた物。
と分かれます。?
使い道はそれぞれですが洋菓子には基本的に
「純粋はちみつ」
を使うと美味しく出来ると思います。
ラベルには
色々な花の名前
採られた国名
も表示する義務があるので見てみると結構楽しいです。
ほー、日本へようこそ!🌍
※必ず裏のラベルに書いてあります。
チェック!
「はちみつ🍯」はとっても長持ちします。
古くなって使えないと言う事はありません。
※年単位の話ですが、若干の香りの変化はあるかも知れません
しかし時間が経つと結晶化します。
※白く濁った状態
結晶化したまま生地に混ぜ込むとキレイに馴染まず粒が残ったり結晶が消えるまで混ぜ続けてしまうため空気が入りすぎるなど失敗の原因になります。やっちまった。
「はちみつ」が結晶化したら湯煎にかけて溶かせば問題ありません。いいのね。
注意としては45℃~50℃(お風呂よりチョット熱い)くらいの温度でゆっくり溶かすことです。
あまり温度が高いと硬さも変わる気がしますし、風味に若干の変化が出ます。
特に直火は避けましょう!
保存はちゃんと蓋をして常温で大丈夫です。
冷蔵庫は結晶化が早く進むので冷やすメリットはありません。
※ただし-20℃くらいまで下げられると結晶化はほとんど進みません。
「はちみつ🍯」と
「花の蜜」は別の成分です。
花の蜜はショ糖ですが
「はちみつ」は果糖とブドウ糖
に分解されています。
もともと「はちみつ」は「花の蜜」から出来ているのに不思議ですね?ナゼーナゼー
ミツバチが花から蜜を吸い上げお腹にためて巣に運んで来るまでにショ糖を分解する酵素を分泌して
「果糖」と「ブドウ糖」
に分解してしまいます。
「はちみつ」はミツバチによって作られた天然の転化糖といえます。
むずかしい・・・・・。スイマセン
「はちみつ🍯」はショ糖から
「果糖」と「ブドウ糖」
(単糖類)
に分解されているので体内で素早く吸収され直ぐにエネルギーになります。もりもりーっ!
アスリートがドリンクに「はちみつ」を使うのはそんな理由もあります。💨
子育て経験のある方とお菓子屋さんは知っている事ですが1才未満のお子さんには
「はちみつ」は避けた方が良いでしょう。
「はちみつ」には「ボツリヌス菌」が含まれている事があるからです。
全ての「はちみつ」に含まれているわけではありませんが(5%位)気をつけましょう。
ちなみに「加熱」しても無くなりませんので焼き菓子に使うのも避けましょう。
※圧力をかけ高温にするとボツリヌス菌は死ぬそうですが、家庭では無理です。
※【黒糖】にもボツリヌス菌が含まれている可能性があるので気を付けましょう。
フランス・プロヴァンス地方はとっても良いところです!
気候が良く自然がいっぱい!で
「花🌼」「ハーブ🌿」
がたくさん育てられているな所です。
空気がサラサラ!ゴッキゲンッ!
エクサンプロヴァンスの駅から噴水⛲
更にその先の通りを歩くと
「あーこのままここに住むか…」
と思ってしまいます。
リタイヤされた年配夫婦や、学生も多く住んでいます。
料理でも
「プロヴァンス風」
【a la provinçale 】
と言えばトマト、ニンニク、オリーブが多く使われ
「ハーブ」で香りを付けた料理を指すように、香りの良い「ハーブ」がたくさんです。良い香りです。
日本でもおなじみになった
「ラタトゥイユ」
【ratatouille】
(トマト、ズッキーニ、なすなどの夏野菜にオリーブオイル、ニンニク、そしてバジルなど複数のハーブを加えてワインで煮込んで作ります。)
もプロヴァンス地方の料理で、パンにのせたりして食べられています。
決して高級料理ではありません。
地中海に面しているので海産物も美味しく日本人の口にも合う楽しめる料理がいっぱいです。
マルセイユで食べたブイヤベースは最高でした!
ハーブと同時に花畑も豊富なので、ミツバチ達もたくさん働いています。
つまり良質な「はちみつ🍯」もたくさんあるという訳です。
プロヴァンスは
「香水」「石けん」
など花や植物のおかげで生まれる特産品がたくさんありお土産を選ぶのは大変な事になります。
どれもいい・・・
もし興味があって南仏・プロヴァンス地方に旅行に行く方がおられましたら是非TGV(フランスの新幹線)に乗ってみて下さい。
時間があれば
たしかパリからニースまで7時間くらいかかったと思いますが移りゆく景色が本当に素敵です。
特に夏の間ですが
プロヴァンス地方に入ると
「ひまわり畑」の中を走ります。💨
右も左も見渡す限り地平線まで
「ひまわり」です。
みんな同じ方向を見ています。
これはヤバいです。
可笑しいと言うか
笑っちゃうと言うか
微笑ましいと言うか・・・・・・。
とにかく「ひまわり」がみんな同じ方向を向いているのです!
忘れられない光景で印象的な想い出です。
そんなこんなでプロヴァンスの
「はちみつ🍯」は本当に美味しいです。
私は焼き菓子に数種類の花から集めたプロヴァンス産の「はちみつ」を使っています。
香りの伸びが良く、はちみつ感がしっかりしていてお菓子全体の風味にメリハリが生まれます。
他の「はちみつ」国産や外国産も試した事がありますがヨーグルトにかけて美味しい感じの「はちみつ」は存在感が優しすぎてしまいしっくりしませんでした。
向き不向きがあると思います。
子供の頃、朝食はトーストでした。
焼き上がったトーストの上で
「はちみつ」とバターをクルクル混ぜながら
「はちみつバターはちみつバター」
と歌って全体に塗るのが大好きでした。
今思うとかなり多く塗り過ぎだったのですが…よく両親は何も言わなかったと思います。
ズッキーニ
【courgette】コルジェット
のお味噌汁は美味しいので一度ためしてみて下さい。
それでは皆さん
愛ある一日を!
🍯🍯🍯
フルーツケーキ
フロランタン