おはようございます
今日もいい天気ですね!
お子様用ケーキの
「アルコール」
についてお話をしたいと思います。
近年洋酒をあまり使わないお菓子が多くなりました。
以前は洋酒を使って
「風味」や「メリハリ」
を付けるケーキが多くありました。
「濃縮された果汁」
「シロップ」
「香料」
など新しい素材がたくさん出来て、それらを上手く使うことで洋酒に頼らず
「風味」のメリハリを付けられるようになったというのも理由だと思います。
しかし
「アルコールを全く使わない」
というのはお菓子を作る(食べる)楽しみが減ってしまうと感じています。
「子供向けにアルコールの使われていないケーキはどれですか?」
お菓子屋さんではめちゃくちゃ良くある質問です。
もちろんアルコールを使っていないケーキもありますが、あえて目指して作っているパティシエ(洋菓子職人)ばかりではありません。
私もそのケーキに必要無ければ使わないし必要だと感じたら必要なだけ適量使っています。
アレルギー的に問題があるケースは例外ですが、普通のアルコールの使い方ならばほとんど問題無いと思っています。
※チョットのアルコールがダメなら製造工程(発酵過程)でアルコールが自然発生する味噌やお醤油やみりんさえ使えません。
※更に市販されている味噌は酵母の活動を抑えるため、醬油は菌(カビなど)の繁殖を防ぐためにエタノールを添加しています。
※ちなみにフランス人は子供でも大人とほとんど変わらないケーキを食べています。
私は
「ババ」や「サバラン」などと
ケーキの名前にお酒の銘柄が入っている様な
「アルコール」メインのお菓子以外はアルコールが入っている事を伝え普通にオススメします。
※お子様の年齢も一応お聞きします。
👧👦
ある日のこと
「アルコールは使っていません」
とお客様にお勧めしたケーキがありました。
後にそのお客様からお電話を頂きました。📱
スポンジに染み込ませてあるシロップが
「アルコール」だと思われたようです。
そのケーキはフルーツもたくさんサンドされていてフルーツの水分もスポンジに染み込み
『じゅわっ』
とした食感が特徴のケーキでした。
しかしそのお客様は
アルコールが入っていると思われたようで
「子供に食べさせていたら大変な事になっていた!」
とご立腹でした・・・・。
「こちらの説明不足でした」
としか答えられませんでしたが
「アルコール」を
〈使っていなくても〉
〈使っている〉
とお母さんは思われたようです。
※ケーキを食べさせられるという事は乳児ではないというのが前提です。👶
別のお客様
夏にオレンジゼリー🍊を買われたお母さんがいました。
数時間後電話がかかってきて
「そちらでオレンジゼリーを買って、子供と一緒に食べたらお酒入ってますよねっ!」
・・・怒り口調です。
えっえっえっ
オレンジゼリー🍊には香りを引き立たせるために少し
「グランマニエ」(オレンジのお酒)を使っていました。
それを伝えるとお母さん更に強い口調で
「ゼリーは子供も食べるのにお酒が入ってるなんておかしいっ!」
と・・・・・。
ご購入時にはアルコールの確認はありませんでした。
お子様用のケーキとはいえあまりにも
「アルコール」に過敏になり過ぎている人が多い様な気がすると言う事です。
それでは楽しく無いと思うのですが・・・
もちろん安全は大事です!
がアルコール自体は毒ではありませんのでお菓子作りにも使う量を間違わなければ食生活を豊かにすると思っています。
モチロン年齢も考慮しながらです。
「多い少ない」
「強い弱い」
などの好みはありますが
アルコール選び
はケーキ作りの楽しみの一つなので、チョットでいいので気にしてみると家庭での
「お菓子作り」
お菓子屋さんでの
「お菓子選び」
の「楽しさ」が増してくると思います。
では別のページで少し具体的にお話ししたいと思います。
ちなみに私は下戸です。
(*゚∀゚*)
それでは皆さん
愛ある一日を!
左手前のずんぐりした瓶のお酒が
🍊グランマニエです
親子で
『見て、読んで、作って、楽しめて、学べる』
食育に繋がる様な
絵本を出版したくて色々構想を練っています。
調理系の出版社ではなく
絵本の出版社の方が
もしこのブログを見て興味を持っていただけたら
嬉しいです。