数あるブログの中から、こちらのブログをお読みいただきありがとうございます!
 

今日は 「ゾーンに入る瞬間」 について、僕の経験をもとにお話ししたいと思います。少し長くなりますが、お付き合いください。(読むのにかかる時間約6分程度)

 

皆さんは 「ゾーンに入る」 という言葉を聞いたことがありますか?
スポーツ選手が試合で驚異的なパフォーマンスを発揮した時に、よく使われる言葉です。
「周りの音が消えた」「全てがスローモーションに見えた」と表現されることもありますね。

 

でも、これは スポーツに限らず、日常や仕事の中でも起こる現象 だと僕は思っています。

例えば、 プレゼンや大事な会議の前に気持ちを切り替えて集中できた瞬間 や、 家事や育児の中で「今はこれに集中しよう」と思った瞬間 も、小さなゾーン状態かもしれません。


実際に僕自身、これまでに 5回ほどゾーンに入った感覚を経験 しました。(今だから、あれがゾーンに入っていたと言える経験です。)


今日はその中でも 一級建築士試験で体験した「ゾーンに入った瞬間」 についてお話ししたいと思います。

 

  「これはやばい…」試験本番で襲ってきた絶望感

 

当時の一級建築士試験は、午前と午後の2部構成。

午前の試験は順調に終え、午後は 得意科目 だったので自信を持って臨みました。
ところが…

「え?わからない…」
問題を開いた瞬間、頭が真っ白になりました。

「これはヤバい…」
「できない」「解けない」と思った瞬間、僕は泣きそうになっていました。
得意科目のはずなのに、まったく解ける気がしない。
このままじゃ、合格なんて無理・・・

そう思って、ふと天井を見上げ「ふーっ」と息を吐きました。

その瞬間、少しだけ気持ちが落ち着いた気がした。
 

 

「落ち着け。いつも1時間余るんだから、
慌てなくても大丈夫だ」

 

絶望感に襲われていたはずの僕の頭の中に、 冷静なもう一人の自分 が現れ、こんなことを言い出すのです。

 

「このまま焦っても良い結果は出ない。今のままじゃダメだ。」
「一度、気持ちを切り替えろ。」

そして、その冷静な自分が ある決断を下しました。

「とりあえず、少し昼寝しよう。」

 

…試験本番中に 昼寝!?
そんなこと、普通ならありえませんよね(笑)。この時、試験開始後30分過ぎぐらいだったと思います。

(←試験後当然のように「試験中寝てた?」というツッコミが友人から入りました。)

 

でも、 僕は机に突っ伏して本当に寝ました。

(←周りからヤバい人と見られていたでしょうね(笑))

 

午後の科目については、普段の模試でも 1時間は時間が余る試験 だったので、少々寝ても時間は足りる。(試験時間は3時間)

(←寝過ごしたらどうするかなんて考えていない)
 

だからこそ、 一度リセットすることが大切 だと、直感的に思ったのです。

(←その方法が昼寝って・・・)
 

でも、 この選択は決して突発的なものではなかったんです。

当時の僕は、現場に出ている時、午前と午後の仕事の切り替えのために、毎日15~20分の昼寝を習慣にしていました
昼寝をすると頭がスッキリし、集中力が戻ることを 経験的に知っていた んです。

だから、あの瞬間も 無意識のうちに 「切り替えが必要だ」と判断し、昼寝という選択を取ったんだと思います。

  目が覚めた瞬間、思考が変わっていた

 

15分ほど経過していたのかな、目を覚ました僕は、さっきまでの自分と違う感覚になっていました。残された試験時間は1時間45分ほど。

「この問題はみんなも解けないはず」
「だったら、自分が解ける問題をしっかり解けばいい」

 

試験前の「焦り」から 「できることをやれば大丈夫」という思考 に変わっていました。
そこからは、 自分の解ける問題に集中 することができ、結果的に 合格を勝ち取る ことができたのです。時間も無事見直しをする程度は残っていました。

 

結局、合格を勝ち取るきっかけとなったのは、試験中に 感情を上手くコントロールできたこと でした。

そのおかげで、試験中にゾーンに入り、自分にとって最善の選択をすることができたんだと思います。

 

実は、 ゾーンに入る直前には「感情の大きな揺れ動き」がある と言われています。
 

僕の場合、

「できない」「ヤバい」という絶望感
「落ち着け」と言い聞かせた冷静な自分
「今できることをやろう」と開き直った瞬間

 

この感情の変化があったからこそ、最高のパフォーマンスが発揮できたのだと思います。

 

  「ゾーンに入る」は特別なことじゃない

 

脳科学の研究によると、 「ゾーンに入る瞬間」は人生に1度あるかないか だと言われています。
 

あくまでも僕の仮説ですが、 感情のコントロールを意識すれば、意図的にゾーンに入ることも可能 であると考えています。
 

感情が乱れているとき、僕たちは無意識に呼吸が浅くなっています。

でも、そんなときこそ 「深く息を吸って、ゆっくり吐く」 だけで、呼吸が整い、脳に酸素が行き渡ります。すると、思考がクリアになり、気持ちが落ち着き、感情を切り替えるきっかけが生まれます。

 

実際に、 「落ち着いて深呼吸してみて」と言われた経験はありませんか?
それは、呼吸が感情を整える大きなカギだからなんです。

 

こうして 感情を整えることで、意識的にゾーンに入ることも可能になる と言えるのです。

 

そのためには、 焦りや不安に引っ張られず、冷静に自分を整えるスキル を持つことが大切。

深呼吸でリラックスする
視点を変えて冷静に状況を見る
自分が今できることは何かを考える

 

日頃からこうした点を意識していることで、いざという時に 最高のパフォーマンスを引き出す力 になるんですよね。

深呼吸ひとつで気持ちが落ち着き、思考がクリアになり、あなたにとって最善の選択ができるかもしれません。

 

そして、 あなた自身が自分のゾーンの瞬間を振り返ること も大切です。

もし、あなたにも 

・「集中しすぎて時間が経つのを忘れた」

・「いつも以上に力が出せた」

 

という経験があれば、それが 「ゾーンに入った瞬間」 かもしれません。

 

どんな時に、最高のパフォーマンスが出せましたか?
「ゾーンに入ったかも?」と思う体験があれば、ぜひコメントで教えてください!

 

 

    
ゾーンに入ったその時、 
どんな状態だったのか?
どんな思考をしていたのか?
 

 

これを覚えておけば、いざという時に「自分でゾーンに入る状態を作る」ことができるはずです。

 

だからこそ、 「自分が最高のパフォーマンスを発揮できた時の状態」 を意識しておくことが大切。
 

そして、その瞬間の感覚を言葉にすることで、 自分の世界がより明確になっていきます。
 

これは、僕が提供している コンパスコーチングの本質 にもつながる部分です。(コンパスコーチングについてはこちらの記事で詳しく書いています。是非お読みください。)

ゾーンに入ることの再現性をつくる手段=自分の取扱説明書をつくること
どんなときに、どんな環境で、どんな感情の時に、自分のベストな状態を引き出せるのか?
それを言語化し、再現できるようにすることが、コンパスコーチングの最終目的のひとつでもあります。

 

そして、あなたの経験や気づきをシェアすることで、それが誰かのヒントとなり、人生を明るくするきっかけになるかもしれません。

 

こうして、 幸せの循環を広げていきましょう!


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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💡 もっと詳しく知りたい方へ!

火曜日(2/18) の記事では 「感情が行動を変える仕組み」 について、感情の切り替え方とともに、パスファインダーアカデミーの考え方を解説しています。
水曜日(2/19) の記事では 「深呼吸と感情の関係」 を詳しく書いています。

ぜひ、 この記事とあわせて読んでみてください!