月曜日の問いかけで「成人式の想い出」を伺いました。
20前後のあの頃を思い返して、色々と考えた方もいらっしゃるかと思います。
20歳の頃の僕は、なんとなくで進学した大学にも慣れ、明確な目標を持つこともなく過ごしていました。
そんな中で、土地家屋調査士という資格に興味を持ち、「これを目指してみよう!」と決意したことがありました。
でも、現実はそう甘くはありませんでした。
勉強を始めてみようと、本を買ってはみたものの、買っただけ・・・。本を開いてみると、専門的な知識の多さや、計算や法律の難しさに圧倒されてしまい、結局その時はすぐに諦めてしまいました。今思えば、どこから土地家屋調査士を知ったのかもわからないし、ただ難関資格をとっればカッコいいんじゃない?というだけで興味を持ったというところからのスタートだったので、目標に向き合う覚悟も、しっかりとした計画も、全くできていない状態。もちろん、自分の価値観には全くあっていない選択だったことは、今となれば一目瞭然でした。
16年越しの再挑戦
月日は流れ、36歳になった頃。再び「土地家屋調査士」の資格取得を目指そうと決心しました。
以前の自分と何が違っていたかというと、「人生の経験」が加わり、自分が何を大切にしたいのかが少しずつ明確になっていたこと。そして、失敗を乗り越えてきた自分を信じられるようになっていたことです。もちろん、土地家屋調査士がどんな資格で、自分にとってどのような形で有益となるのかという点もこの時は理解ができていて、資格取得後のビジョンも立てていました。
この時の挑戦は、20歳の頃とは違い、本気で自分と向き合った挑戦でした。
勉強の計画を細かく立て、仕事との両立を工夫し、時には家族に助けてもらいながら取り組みました。一発合格どころか4度不合格の経験を乗り越え、40歳を迎えた年、ついに念願の土地家屋調査士に合格することができました。🎉
挑戦で知った主体性
振り返ってみると、20歳の頃に諦めた経験は、決して無駄ではなかったと気づきます。当時の失敗があったからこそ、36歳の挑戦では自分に足りないものをしっかりと補い、計画を立てて取り組む大切さを知ることができたのです。
また、不合格の結果を見ては自分に必要なものを見直し、「なんのために受験をしているのか」を考え、常に自分と向き合って挑戦を続けました。実は改めて勉強するときに、20歳の頃購入し、ほぼ開くことがなかった参考書を開いてみたということもしました。当時と違い、内容も理解でき、参考書として活用できたことも良い思い出です。
挑戦を続ける中で、自分の価値観に合った目標を見つけ、それに向けて計画し、行動することの重要性を学びました。
挑戦の中で最も大切なのは、自分の人生を自分で選び取る『主体性』です。この力があるからこそ、年齢に関係なく新たな未来を描けるのです。
挑戦は結果だけではない
挑戦は、結果がすべてではありません。その過程で得られる成長や気づきが、自分を強くしてくれます。そして、挑戦は年齢に関係なく、いつでも始められるのです。むしろ、大人になったからこそ見えるもの、得られる力があります。
あなたの挑戦は?
この記事を読んでいる皆さんの中にも、昔目標にしたけど叶わなかった夢や、今改めて挑戦したいことを思い出した方もいるのではないでしょうか?
過去の自分を振り返りながら、新たな挑戦への一歩を踏み出すきっかけにしてみませんか?
僕自身、今でも挑戦を続けています。そしてその挑戦の中で得た気づきを、これからも皆さんにお届けしていきたいと思っています。
「挑戦には意味がある。」
この言葉を胸に、一緒に未来を描いていきましょう。✨