弁理士バッカスです。
今日から6月。
気分も新たに頑張りましょう!
さて、弁理士をやっていると、お客様から特許や商標の出願の登録可能性を尋ねられることがあります。
実はこれとても答えにくいのです。
大方の予想はつきます。
でも、はっきりと「大丈夫」とか「だめ」とかは言えません。
これはしっかり調査をしても同じ。
その一つ理由が、審査官の個人差。
特許の進歩性とか商標の類似とかは、判断する人の個人差が大きいんです。
これも、審判や裁判に行けば差が少なくなりますが、やはり依然として残ります。
だからはっきりとは断言できない。
可能性が高い低いぐらいしか言えないのですね。
お客様ははっきりと聞きたいので、はっきりしない答えにイライラしてるのが分かるときもあります。
そんなときはちゃんと理由も説明してますが、それでも納得できない方も多いようで。
でも、「大丈夫」と言ってしまって登録にならなかったときの会社のダメージを考えれば、それもしょうがないと思っています。
リスクを少なくするようにアドバイスするのが我々の仕事だと思っていますから。
この辺は、弁理士のスタンスにもよるかもしれませんね。
みなさんはどうしているのでしょうかね?