個人のお客様が敬遠される理由 | 商品・製品を守る知恵 by弁理士バッカス

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弁理士バッカスです。


今週に入ってから、眠りが浅いのか、睡眠不足気味で、なのに、6時くらいに必ず目が覚めてしまいます。

こんなときは、だいたい、ちょっと大きな地震が来るのですが、今回はどうでしょう?


さて、個人の方が発明をされて、その出願を特許事務所に依頼しようと考えることもあると思います。

ところが、個人のお客様は断られることが多いのです。

個人のお客様も歓迎と宣伝しているところでさえ、ある程度の条件を満たす必要があります。

なぜでしょう?

一つは、信用性の問題。

企業と違って、出願をした後に、連絡がとれなくなってしまうよう方も多いし、取引の常識がないような方が多く、最初のころは受けていた事務所も、苦労した経験から個人をお断りすることが多いのです。

もう一つは、金銭的な問題。

たとえば、審査請求料はかなり高額となります。一方、出願時は意気込みもあるし、金銭の準備もしているのですが、審査請求の時期には時間もたって、熱意が無くなってしまいがちです。

この状態で、審査請求時の費用を請求しても支払ってくれないことが多いのです。

審査請求時には、本来出願人が支払う費用まで事務所が立て替えるので、不払いになると事務所にとっては大きな損失になります。

個人のお客様は、このような金銭的なトラブルが多いのです。


他にも色々あるのですが、主に上のような理由から特許事務所では、個人のお客様を歓迎しなくなってしまっています。


でも、個人の方でも、特許事務所に依頼をしたいと思うことがありますよね?

そういうときは、出願と同時に審査請求を行い、十分な費用を前払いする旨を伝えてみましょう。

特許事務所にとって、審査請求は絶対的な期限であるので、指示を受けると費用の支払いがなくても指示に従わざるを得ず、不払いのときの金銭的損失を恐れるのですから、その心配を取り除いてあげればいいのです。

それに、個人で出願する場合、審査請求をするつもりがないような出願は本来ないはずです。

あと、金銭的心配のないことを伝えましょう。

こうすれば、個人の方でも出願依頼を引き受けてもらえる確率が高くなると思います。


いずれにしても、個人での出願で、特許事務所に依頼するのはかなり厳しいと思われます。

なんとかツテのある特許事務所を探すのが一番かもしれませんね。