弁理士バッカスです。
さて、今日、担当している企業の知財関係部署の現在の責任者の方が新しい責任者の方とご一緒に交代の挨拶をしにきてくださいました。
特許事務所の人間は、ある企業を担当することになると、かなり長い間、その知財担当者と付き合っていくことになります。
当然、新しい知財担当者との出会いもあれば、古い知財担当者との別れも経験します。
弁理士というと特許などのことをよく知っていると思われますが、知財業界に入ったばかりのころは、せいぜい基本的な知識だけであり、実務的な考え方や事例に対する対処法などはほとんど分からないことがほとんどです。
そんな弁理士を育ててくれるのは、実は、企業の知財担当者であったりします。
知財担当者とのやり取りや相談を通して、自分の知識に磨きをかけ、貴重な経験として身につけて成長していきます。
たとえば、知財担当者もプロですので、十分な知識がありますが、特許事務所などに比べて業務範囲が広いのでそれほど深い知識・経験ではない一方、弁理士は狭い範囲を毎日やっているので深い知識・経験が身についてきます。
そのため、知財担当者が弁理士に相談をしてくることがあります。
そのような事例は複雑で即答できないこともとても多く、こちらも調べたりした上で回答します。
そのような経験を積み重ねていくことで、複雑な事例でも即答できるようになっていくんです。
また、新しい知財担当者などは、我々とのやり取りを通じて成長していっているのだと思います。
我々も社内会議の材料としてアドバイスや資料をこっそり提供することがあります。
最初はヒラだった知財担当者が、主任になり、課長になり、部長になり、部下を叱っているのを見ていると、笑ってしまいそうにもなるし、我々も少しは出世の力になったのかな?と嬉しくなります![]()
そういう知財担当者は偉くなっても、非常にフランクに付き合ってくださり、こちらがミスをしたときも小さいものだれば大事にならないように収めてくれたりします。
そんな関係だからこそ、知財担当者との別れはやはり悲しいものなのです
XXXさん、今まで、お世話になりました