前回、「捨てられない理由」について話をしました。その続きです。
5.まだ使える。
文房具や電化製品で、「まだ使えるもん」との理由で置いておくことがあります。インクがあと半分残っているペン(でもあまり気に入ってない)、ブラシが広がった歯ブラシ、PCで音楽を聴くようになったから使わなくなったCDプレーヤー・・。インクの消費することを目的にペンを使うのか、ものを大事に使わなければいけないから機能不全をおこした歯ブラシを使用続けるのか、今後使うかどうか分からないけどとりあえず置いているのではないか・・自問自答をして、本当にこのものが必要なのか、向き合うとよろしいかと思います。
6.いつか使うかもしれない。
今はたまたま使っていないけど、いつか使うかもしれへんやん?でも、その「いつか」っていつなんでしょうか。本当にその時はやってくるのでしょうか。胸に手を当てて考えてみましょう。過去1年間使わなかったけど、本当にこれからこの品を手にするときはやってくるのかな?物が多いと、アクセスすら困難になることがありますから、シンプルに!
よくいわれることですが、過去1年間に使わなかった、もっと言うと、一顧だにしなかったものは、これから使う可能性が極めて低いですし、もしなかったとしても大きな問題にはなりません。思い切って、さよならをする。これも一つの方法です。
7.人にあげる予定がある。
これは自分にはもう小さいんだけど、○○ちゃんならもらってくれると思うし・・という理由。実際にもらってくれる人がいるのであれば、ソッコーでお渡しした方が、相手にとっても嬉しいし、自分にとっては不要品がスペースを占めることがなくなり、双方にとってプラス。でも、まだ引き渡していないのであれば、それはなぜ?ほんとにもらってくれることが担保できないなら、今すぐ処分しても大きな違いにはならないかと思います。
8.腐ってない。
食品についてです。上の5.とも重複する部分があるのかもしれませんが、大きな理由はいつかはダメになるものです。嫌々残ったものを食べて処分するとすると、それは本当に幸せなことなのでしょうか。もったいないから最後までありがたくいただく、という精神は賞賛すべきことだと(個人的には)思います。だけど、その行為を自分が喜んでしているのか、処分することが目的になっているのではないか、など考えていくと、物に振り回されているということに気がつくかもしれません。それで自分が窮屈な思いをしているのであれば、いっそ捨ててしまうという選択肢もありだと思います。
以上、思いつくままに述べてみましたが、これらのパターンを覚えることが大事なのではなく、自分が物とどうやって向き合ってきたのか、そしてこれからどうやって向き合っていきたいのかを真剣に考える機会として有用じゃなかろうかと思います。
そして、整理収納に目が行くと、なぜここにこんな物が置いているのだろうと、所有の意味、配置の意味についても意識が回るようになるような気がします。
こんな偉そうなことを言いながらも、自分では無意味な物を相変わらず捨てられずにいます(相当数は処分しましたがそれでもまだまだ残ってます)。来週末に大物をいくつか処分したいと思います。あは★
