一つ前のブログ記事を補足いたします。

 

一筆の土地を2つに分割し、2人の相続人が分割後の土地をそれぞれ相続する場合について簡単に解説いたします。

 

最初に土地家屋調査士が測量して、二つの土地の境界を確定いたします。その後、土地家屋調査士が法務局で一筆の土地を二筆の土地に分ける土地分筆登記をいたします。

 

不動産登記簿に表題部という部分があるのですが、土地家屋調査士は表題部の登記を担当いたします。この表題部があって、ようやく所有権などの権利の登記が可能になります。周知のように権利登記は司法書士の業務範囲になります。

 

実は司法書士は表題登記をする権限がなく、土地家屋調査士が表題登記する権限があります。

不動産登記の専門家は、司法書士および土地家屋調査士であり、職務権限が異なります。