ネットフリックスで「地面師たち」という映画が2024年7月25日に配信が開始されました。ここで、地面師というのは、不動産に関する詐欺師を意味します。

 

新庄耕の小説を映画化したものですが、小説も映画も2017年に東京都品川区西五反田で起きた不動産詐欺事件を題材として、脚色しています。

 

 

 
 
 

 

 

ここでは、「地面師」という全く別個の書籍にもリンクを張っています。

 

現実の詐欺事件では、真の所有権者が買手に対して内容証明郵便を事前に送付していたのですが、買主は売買の妨害工作と誤解して、所有権者を名乗る詐欺師と売買取引を進め、仮登記などをしています。

 

X(旧名ツィッター)では、複数の司法書士が「地面師たち」の映画について投稿していました。司法書士の実務として、地面師のような事件に現実に遭遇することはまずないようです。

 

不動産登記となると、司法書士の職務になるのですが、司法書士が登場する映画は珍しいので司法書士業界で盛り上がったようです。このような状況は弁理士として実によくわかります。

 

日本テレビが、2023年に「それってパクリじゃないですか?」というドラマを放映しました。このドラマは企業の知的財産部を舞台にしているのですが、弁理士が登場いたします。

 

このドラマ放映で弁理士の知名度が向上したのですが、弁理士界隈で多いに盛り上がりました。

 

そうすると、司法書士界隈は「地面師たち」で同様に盛り上がっているでしょうね。