2024年6月27日、木曜日は株主総会集中日でしたが、この日は私も株主総会と似たような会合、即ち、日本弁理士協同組合の総代会に出席していました。この総代会は、現地及びオンラインでハイブリッド開催されましたが、私は総代を拝命しているので、この総代会に現地で出席いたしました。

 

株式会社では、取締役、監査役などを選任する手続きとしては、まず、取締役会に議案を提出し、この議案が承認された後、株主総会で議案を提出し、この議案が承認されることが求められます。

 

日本弁理士協同組合の理事などを選任する手続きも同様であり、まず、理事会に次期理事リストが付された議案を提出し、この議案が承認された後、総代会で次期理事リストが付された議案が承認されることが求められます。

 

協同組合の原則としては、組合員が総会に出席し、一人一票で議案を議決することになります。このような直接民主制では、千人とか、二千人の組合員全員が総会に出席することになるのですが、現実的ではありません。

 

そこで、組合員から総代を選出し、総代が総代会で議案を議決する方式が容認されています。この議決では、一人の総代が一票を投票します。要するに、総代会は、間接民主制を採用していることになり、総代は組合員の代表ということになります。