ブログに取り上げるトピックを考えていたが、結局、2024年4月28日の講義の一部をこのブログで紹介する。

 

この講義で、レーダーについて概略を講義し、特に、米国特許3951134号が開示するレーダーについて解説した。

米国特許3951134号で開示するレーダーは、マイクロ波レーダーであり、同時にパルスレーダーであり、更に、2周波レーダーでもある。

 

 

マイクロ波レーダーという用語では、レーダーにマイクロ波を使っている点を強調しているし、パルスレーダーという用語では、レーダーにパルスを使っている点を強調することになり、2周波レーダーという用語では、レーダーに2つの周波数を使っている点を強調することになる。

 

また、レーダーは軍事利用が著しい技術分野であるが、2周波レーダーとなると、民生利用は認められておらず、軍事利用に限られる。軍事利用と民生利用がされているとき、デュアルユースということがあるが、2周波レーダーとなると、デュアルユースでなく、シングルユースであり、軍事利用に限られる。

 

ところで、第二次世界大戦後、日本の大学では軍事研究は禁止されている。これに伴って、大学の研究室では、2周波レーダーのような研究テーマは研究していない。

 

一方、企業では2周波レーダーなど軍事レーダーも研究開発しているし、軍事レーダーという製品を防衛省ないし防衛装備庁に納品している。

 

どちらかというと、2周波レーダーそのものを防衛省ないし防衛装備庁に納品しているというよりは、2周波レーダーを組み込んだ製品を防衛省ないし防衛装備庁に納品している。

 

ブログということもあり、ここで筆を擱く。