先日、第17回日本電磁波エネルギー応用学会研究会・第6回ナノバイオ交流会で「マイクロ波特異効果について熱力学から考察する」という演題をポスター発表いたしました。

 

そうすると、このポスター発表について、奨励賞をいただきました。関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

マイクロ波化学などで学会発表したときに、賞をいただくのは今回が初めてになります。それにしても嬉しいですね。

 

ところで、従来、マイクロ波化学などの研究成果では学会発表する段階までは到達しても、正式な論文を執筆して、学術誌に投稿するという段階は省略していました。

 

今回は奨励賞をいただいたので、この連休中に論文の執筆を始めました。論文を執筆していると、自分の考えをまとめるのに時間がかかることを実感しています。

 

学会発表ではパワーポイントのスライドで説明しているのですが、スライドにはポイントを記載しています。スライドに細部を文章で盛り込みすぎると分かりづらくなるので、細部はスライドから省略し、適宜、口頭で説明すれば十分です。

 

ところが、文章にしたときには、細部は省略というような手法は控えることが望ましいことがあります。特に、専門家の視点では、このあたりについてアレコレと指摘したくなるというようなことがありますが、専門家が問題としそうな事項は、事前に文章で説明しておくことが所望されます。

 

そうすると、細部を確認しつつ、誤解を与えないように説明することが求められるのですが、このような作業に突入すると、予想以上に時間がかかります。