軍事については、なにか秘密があるものだが、最も秘密にされるのは武器、兵器である。

 

例えば、2013年12月6日に制定され、2014年12月10日に施行された特定秘密保護法では、別表1に兵器を秘密にすることを容認する旨の規定が設けられている。

 

下記に別表1から一部を抜粋する。

 

ホ 武器、弾薬、航空機その他の防衛の用に供する物の種類又は数量

 

チ 武器、弾薬、航空機その他の防衛の用に供する物又はこれらの物の研究開発段階のものの仕様、性能又は使用方法

 

リ 武器、弾薬、航空機その他の防衛の用に供する物又はこれらの物の研究開発段階のものの製作、検査、修理又は試験の方法

 

特定秘密保護法が制定される前は、自衛隊法で武器、兵器などが秘密にされていた。第二次世界大戦前にまで遡ると、軍機保護法が軍事機密を秘密にしていた。

 

また、日本に限られず、世界各国で防衛秘密、国家機密を容認する法律が制定されている。

 

秘密兵器で最も重要なのは、存在そのものが秘密ということである。

 

例えば、歴史的事実としては、1945年8月6日に広島に原子力爆弾が落とされた、

 

このときに、原子力爆弾の存在が世界各国に露顕することになった。

広島では空中で原子力爆弾が爆発しているが、このような爆発では原子力爆弾の存在というか、巨大なエネルギーを放出する新型爆弾の存在は隠すことはできない。

 

それでは、原子力爆弾を爆発させて、敵を攻撃するとともに、敵に原子力爆弾の存在を悟られないようにするためには、どうしたらよいだろうか。

 

海中で原子力爆弾を爆発させるとともに、地震に偽装すればよいということになる。

 

個人的には、1933年3月3日に起きた三陸沖地震は人工地震だったと推測する。