マイクロ波聴覚効果の原稿執筆が続いています。引用文献の内容を再確認しつつ、執筆しているのですが、予想以上に原稿執筆に時間がかかっています。

 

基本的な物理現象を文献で確認しているのですが、頭部に一定の条件でマイクロ波を照射したときに、マイクロ波が音波に変換するのは、当然の現象というか、当たり前のことになります。文献で確認していると、この点については、納得いたします。

 

ところが、私が納得するだけでなく、執筆中の原稿をご覧になる読者が、マイクロ波が音波に変換する点について納得するように留意しています。

 

ちなみに、マイクロ波聴覚効果における典型的なパラメーターとしては、周波数が300メガヘルツから3ギガヘルツになります。即ち、UHFでは、人間の聴覚を刺激する閾値が低くなります。

 

マイクロ波のパルス幅は1ミリ秒以下という条件になりますが、典型的なパラメーターとなると、100マイクロ秒以下であり、好ましくは50マイクロ秒以下になります。

 

典型的なパラメーターとなると、マイクロ波の電力束密度が、1平方センチメートル当たり1ワット前後(例えば、1平方センチメートル当たり0.5ワットから5ワット)になります。

 

上記のようなパラメータのときに、頭部でマイクロ波が音波に変換する原理を詳細に執筆しています。