米国特許7051636号は、電磁波兵器を開示いたしますが、発明の名称を和訳いたしますと、「電磁波兵器」になります。下記にこの米国特許の一部を引用いたします。
この米国特許には電磁波兵器に関する図面が開示されているのですが、この図面を下記に引用いたします。
この図面には、電気、電子回路に使われる部品が表現されているのですが、このような部品は回路図記号で表記されています。電気工学、電子工学などの専門家は、この図面だけで概略を理解することができます。
この図面の詳細については、「高出力マイクロ波」という別個のブログ記事で説明されているので、興味ある方はそちらを参照ください。
この米国特許は、電磁波に関する専門家が理解することができるように記載されています。想定読者としては、大学で講義されているレベルの電磁気学の専門知識があることになります。例えば、ベクトル表現されているマックスウェル方程式は当然の前提になります。電磁波は光速で伝搬することから、相対性理論の知識もある程度、必要でしょうし、微弱な電磁波を計測するとなると、量子論の知識も必要になります。
SNSなどには電磁波で攻撃された、というような書き込みがありますし、このような書き込みを検索などで探すと、次から次へと電磁波で攻撃を受けたという被害者の書き込みを発見することができます。
電磁波で攻撃を受けたという人の大多数は、電磁気学の基礎知識があるというわけではありません。電磁波で攻撃したと主張しているからといって、現実に電磁波兵器から電磁波ビームが照射されているかというと、どうでしょうね。
ネットの書き込みだけで、真実と断定するわけにはいかないですよね。
いずれにしても、病気、特に内科が担当するような病気になっているときには、医師の診察を受けて、標準的な治療をなさっていただければと存じます。呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病内科などで治療するような病気になっている患者さんにおかれましては、その原因が電磁波なのか、マイクロ波なのかというようなことは気になさらずに、とにかく医師の指示に従って、病気の治療をなさってください。
精神医学は疑似科学というのが持論ではありますが、内科まで疑似科学と主張する意図は全くありません。
ところで、内科を含めて医学は日々、進歩しているのですが、どのような治療が最善かというと、現在の医学水準、医療水準において標準的な治療が無難なようです。
患者さんによっては、大学病院で治療を受けたときには、最先端の医療が提供され、治療として最善と考えるようです。しかしながら、このような考えは、必ずしも正しくはありません。
大学病院では、治療だけでなく、研究も行っています。研究という観点から新しい治療法を患者さんに提供したときには、新しい治療法が、標準的な治療より治療効果が劣っていると判明することがあります。
大学病院で新しい治療法をするときには、事前に患者さんに説明などはしているでしょうが、患者さんの立場としては、医師が説明責任を果たしたか否かではなく、その治療が効果的か否かということが最も重要です。
生命を大事にして、最大の治療効果を期待するとなると、既に確立されている標準的な治療が無難ですね。