ツイッターは青い鳥のロゴを使っていたのですが、先日、ロゴを変更し、アルファベット大文字のXになりました。先日という曖昧な表現ではいつのことか特定されていないので改めて確認したところ、2023年7月24にロゴを変更したと報道されています(文献1)。

 

青い鳥のロゴに接したときには、大多数の利用者はツイッターを連想するでしょうから、青い鳥のロゴは著名商標として多大な信用が化体していた、ということになります。知的財産はバランスシートに無形固定資産として計上することができるのですが、青い鳥のロゴのような著名商標はバランスシートに計上されている数字よりはるかに大きな財産的価値があったりします。

 

このような観点では、ロゴ変更という無形資産の価値を損なうという経営判断は、疑問ではあります。

 

一方、世界各国に利用者がいるインターネット企業を経営するときには、知的財産という無形資産のみで経営判断するわけでなく、それ以外の事情も勘案して経営判断しているわけです。

 

そうすると、イーロン・マスク氏が複数の大企業を経営している実績に鑑みて、ロゴ変更という経営判断を尊重すべきかと存じます。

 

文献

1.さよなら青い鳥 ツイッターからXに どう変わる?

NHK 2023年7月28日

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230728/k10014145311000.html