今日、5月5日はこどもの日になります。
国民の祝日に関する法律、通称、祝日法が祝日について規定しているのですが、祝日法を参照すると、「子供の日」と漢字で表記しておらず、「こどもの日」とひらがなで表記しています。
こどもの日を祝日に制定した趣旨は、こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝するとのことです。
近代的な法制度が整備されたのは明治時代からですが、それ以前から桃の節句(3月3日)は女の子の誕生を祝うとともに、健やかな成長と将来の幸せを願います。一方、端午の節句(5月5日)は男の子の誕生を祝うとともに、健やかな成長と将来の幸せを願います。
第二次世界大戦後に制定された法律では、根拠なく男性と女性で異なる取り扱いをするのは問題なので、こどもの日では、男の子の人格も女の子の人格も重んじ、幸福を願うのでしょうね。
ところで、昨日、5月4日はみどりの日ですが、祝日法では、「みどりの日」とひらがな表記しています。みどりの日は、自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむとされています。