米国アイダホ州議会では、メッセンジャーRNAワクチンを禁止する法案が提出されています（文献１，２）。この法案が制定されたときには、メッセンジャーＲＮＡを使ったワクチン、例えば、新型コロナウィルスワクチンを注射する行為はアイダホ州内で犯罪になります。
米国では、連邦議会が連邦法を制定する権限があり、州議会が州法を制定する権限があります。一方、日本では、国会が法律を制定する権限があり、都道府県議会が条例を制定する権限があります。
米国の州の権限は、日本の都道府県の権限より遥かに強く、例えば、各州に憲法があり、最高裁判所があります。
文献
１．House Bill 154, Idaho legislature
https://legislature.idaho.gov/sessioninfo/2023/legislation/H0154/
２．Idaho bill would criminalize giving mRNA vaccines – the tech used in popular COVID vaccines, Thao Nguyen, USA TODAY, ２０２３年２月２１日
https://www.usatoday.com/story/news/nation/2023/02/21/idaho-mrna-covid-19-vaccines/11316055002/