イギリス人作家サルマン・ラシュディは、1988年に小説「悪魔の詩」を上梓しました。そうすると、この書籍はイスラム教を冒涜すると判断され、その当時、イラン最高指導者であったホメイニ氏がラシュディ氏に対して死刑を宣告しました。

 

そこで、ラシュディ氏は、一時期、イギリス警察から警護される生活を余儀なくされました。

 

先日といっても、2022年8月12日のことですが、ニューヨーク州西部で講演中にサルマン・ラシュディ氏はナイフで襲撃されました(文献)。

 

確かに、「悪魔の詩」という書籍を出版する行為は、西欧諸国では表現の自由として容認されています。

 

とはいっても、ラシュディ氏は表現の自由を謳歌することにより、暴力の被害を受けています。

 

ここで、表現の自由について別個のトピックに移ります。

 

ガンについて、医学の通説と全く異なった学説「ガンもどき理論」を提唱する書籍を刊行する行為も、表現の自由として容認されます。先日、逝去された近藤誠氏の行為のことです。

 

その結果、ガンもどき理論の影響により、患者さんが早期にガン治療を選択せず、医師が生命を救えなかったという症例も散見されます。

 

このようなことをつらつらと考えると、法律上は表現の自由として容認される行為について、天罰が下るということはあるのでしょうかね。

 

偶然、天罰が下るように見えて、実はどこかの公務員が神を演じて、天罰を下しているということはあるのでしょうかね。

 

法の分類は多種多様ですが、神の法と人の法に分類し、神の法による制裁が天罰と観念することができますし、自然法による制裁が天罰と観念することもできます。

 

それにしてもマイクロ波兵器のような指向性エネルギー兵器は、誰に対して使われているのでしょうかね。

 

文献

「悪魔の詩」作者サルマン・ラシュディ氏、NY州で講演中に首など刺される

BBC, 2022年8月13日