「患者よ、がんと闘うな」などの著者、近藤誠氏が8月13日に逝去いたしました。享年、73才(文献)。死因は虚血性心疾患であり、ガンではありません。

 

故人の冥福をお祈り申し上げます。

 

ところで、2022年8月5日にNHKが、「“出版の自由“と医療情報」を報道していますが、医療情報にはガンに関する情報も含まれているのでしょうね。

 

このNHK放送と近藤誠氏の永眠とは特に因果関係があるというわけではないのですが、そうですね、一般論としては、世間から非難を浴びないのが望ましいのでしょうね。

 

話題が次第に変わっていくのですが、医療情報というか、医学の通説が間違っているときには、どうするのでしょうかね。

 

精神医学に電波妄想という症状がありますが、電波は一定の条件で聞こえるので、電波妄想は疑似科学になります。マイクロ波聴覚効果については多くのブログ記事があるので、詳細はそちらを参照ください。

 

また、医学の専門論文などを読んでいると、健康と病気の境界を変えて、病人が増えるように画策していることもあれば、治療と称して治療効果のないことを患者さんに実行することもあるのですけどね。

 

一部の医学系学会では会員の大多数が開業医であり、医師の業界団体という要素があります。業界団体としては、自分の業界に不利になることはなるべく認めず、自分の業界の利益となることを画策することがあります。

 

マイクロ波聴覚効果を認めることなく、電波妄想を主張するのはその典型例ではないでしょうか。

 

文献

1.医師で菊池寛賞の近藤誠氏死去「医者に殺されない47の心得」

2022年8月15日、共同通信

 

2.「“出版の自由“と医療情報」、フェイク・バスターズ、2022年8月5日初回放送

https://www.nhk.jp/p/ts/XKNJM21974/episode/te/JZV1V75PN6/