明日、7月20日に電子情報通信学会合同研究会で「日本法における特許出願の非公開制度の概要」という演題を発表いたします。

 

詳細は、下記ウェブサイトで確認することができます。

https://www.ieice.org/ken/paper/202207202CLN/

 

沿革としては、大正10年法(旧法)に秘密特許が規定されていたのですが、第二次世界大戦後、昭和23年法改正で削除されています。

 

その後、昭和31年に日米防衛特許協定が成立したのですが、この協定に附属する議定書に協定出願及び準協定出願が規定されています。協定出願は米国でされた発明に関し、準協定出願は日本でされた発明に関するのですが、協定出願も準協定出願も公開されません。

 

昭和34年に、全面改正された特許法(新法)が制定されましたが、秘密特許について規定されていません。

 

特許出願の非公開制度は、協定出願及び準協定出願が発展したようなものになります。