このNHKニュースは、宮城福島地震が人工地震ではない理由を説明しているのですが、科学技術として問題がある点を指摘いたします。
「人工地震ではありません」専門家が解説
NHK newsweb, 2022年3月17日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220317/k10013538631000.html
エネルギー
史上最大の核兵器は、1960年10月31日にソビエト連邦が爆発実験を行ったツァーリ・ボンバとされており、その威力はTNT換算で50メガトンとされています。
ツァーリ・ボンベの威力は、一部では、50メガトンでなく、57メガトンと推測されることもあるのですが、ここでは計算の便宜上、50メガトンとします。
一方、今回の地震はマグニチュード7.3とか7.4と報道されているのですが、手元にはマグニチュード7.5の地震のエネルギーをTNTに換算したデータがありますので、それを使います。
マグニチュード7.5であっても、TNT換算では2.6メガトンに過ぎません。即ち、ツァーリ・ボンベの威力、TNT換算で50メガトンより小さくなります。
要するに、NHKニュースでは、地震のエネルギーは核兵器が放出するエネルギーより大きいとされているのですが、この点が間違っているのは明らかです。
地震波の波形
NHKニュースでは、一つの核兵器を起爆したときの波形と、地震の波形とを比較しています。
一つの核兵器を起爆したときには、いわゆるインパルス応答となって、振幅が指数関数のように減少いたします。言い換えると、地震の揺れは数秒間、持続しますが、一つの核兵器を起爆したときには、地震そのような揺れに対応する波形になっていません。
しかしながら、人工地震を誘発するときには、一つの核兵器を起爆するのでなく、多数の核兵器を起爆することにより、地震波を人工的に合成し、天然地震を偽装します。
このような偽装が行われたときには、波形だけでは簡単に区別することができません。
震源の深さ
今回の地震では、震源は深さ57キロと報道されているのですが、
「これだけ深い場所まで穴を掘るのは今の人類の技術で不可能」と指摘しています。
確かに深さ57キロま掘削するのは、現在の技術では無理でしょう。
しかしながら、核兵器を起爆するときには、震源の位置で起爆するのでなく、震源の位置を偽装しています。
要するに、人工地震を否定する論拠は技術的に怪しい点があります。
ところで、現代の日本ではUFOと円盤型飛行機はほぼ同じものとされており、UFOも円盤型飛行機も実在しないとされています。ところが、このブログで指摘していますが、円盤型飛行機については、複数の米国特許が取得されていて、技術的に不可能でも何でもありません。
即ち、軍事に関しては偽情報が多く、真実はよく分からないことが多々あります。
人工地震も同様ではないですかね。
仮にどこかの国家が核兵器を使って、人工地震を誘発して、福島県、宮城県が被災したとなると、これは自然災害でなく、日本に対する武力攻撃になります。
日本に対して核兵器が使われたとなると大問題に発展するので、そのようなことはなかったことにしたいのではないでしょうか。