今回も個人の自由意思に介入する決定論というテーマとなる。ここで、決定論とは、その個人の将来は決定しているというような意味となる。

 

現代の日本では、経済学者が政府の経済政策を厳しく批判したという理由で経済学者を逮捕する、というようなことはできない。テレビ東京が放映する「ワールドビジネスサテライト」のような会社経営者、ビジネスマンなどに影響力が大きなテレビ番組で分かりやすく経済政策を批判しても、経済学者を逮捕するということはできない。

 

しかしながら、経済学者が刑事事件を起こしたときには、その刑事事件を理由として逮捕することができる。

 

それでは、経済学者の心に密かに影響を与えて、魔が差したというような状態にして、刑事事件を誘発することはできないだろうか。

 

そのような課題があるときには、課題を解決する技術的な手段を提供することができる。

 

即ち、米国特許3951134号に記載されている機械は、対人レーダーを応用しているのだが、対象者の頭部に電磁波ビームを照射して、脳波を変更することにより、対象者の意図、行動に影響を与えることができる。

ところで、2004年(平成16年)4月8日に、植草一秀早稲田大学大学院教授は、品川駅で10代女性を手鏡で覗こうとしたという容疑で、東京都迷惑防止条例違反で現行犯逮捕された。

 

個人的には、植草一秀氏に米国特許3951134号に記載された機械が使われた結果、犯行に及んだと推測する。

 

参考文献

1.「植草一秀教授、のぞきの疑い JR品川駅で現行犯逮捕」(2004年4月12日、朝日新聞夕刊20面)

2.植草一秀、ウィキペディア、2022年2月11日アクセス