「プロパガンダと大きな嘘」というブログ記事に反響があったので、今回はその続きになります。

 

メリアムーウェブスターMerriam-Webster英英辞典に「大きな嘘」big lieは掲載されているが、「意図的かつ徹底的な真実の歪曲であって、特にプロパガンダ戦術として使用される」と定義されている。

 

また、「大きな嘘」は社会心理学の専門用語であるが、アメリカ心理学会の心理学辞典から「大きな嘘」を抜粋すると下記のようになる。

 

引用開始

 

大衆を説得するために極端な規模の虚偽の陳述が絶えず繰り返される宣伝装置。人々はそのような規模の陳述を裏付ける証拠が存在すると仮定するので、大きな嘘は小さな嘘よりも異議を唱えられる可能性が低い。

 

引用終了

 

精神医学関係者が中心となって、電波妄想という医学概念を永年に渡って、流布しているので、普通の一般人は、電波は聞こえないと思いますよね。また、テレビ、ラジオ、携帯電話に使われている電波は直接、人間に聞こえないので、電波は聞こえないという主張にはいかにも根拠がありそうです。

 

ところが、電波は聞こえないという主張に科学的な根拠は全くなく、マイクロ波は矩形波という波形のときに音として聞こえます。

 

音波であっても、周波数が一定の範囲であるときに聞こえるのに対して、周波数が小さすぎる低周波音とか、周波数が大きすぎる超音波は聞こえません。

 

通常、音が聞こえるというときには、低周波音とか超音波のことを言っているわけではなく、通常の音というか、周波数が一定の範囲にある音のことを意味しているわけです。

 

普通の日本語で電波は聞こえないというと、ありとあらゆる電波は聞こえず、人間に聞こえる電波は全くないという意味になります。

 

ところが、上述のように、マイクロ波は一定の条件で聞こえます。矩形波のときには聞こえるのに対して、連携波のときには聞こえません。

 

要するに、精神医学が中心となって、電波は聞こえないという大きな嘘を流布して、一般大衆、科学者、法律家などを騙すのに大成功しています。