青春時代、米国の大学院に留学して、化学で博士号を取得しているが、博士号を取得する過程で複数の奨学金を受け取っている。

 

博士号を取得した後、教職員として大学に残らず、弁理士となって、知的財産の世界に進んだ。知的財産では、化学に関連する特許を扱うことが多かったのだが…。

 

今から振り返ると、海外に留学して博士号を取得している以上、日本の化学の発展に貢献すべきだったのかな、と思うようになった。特に奨学金を受領している以上、何らかの恩返しはすべきだったのかな、と考えるようになった。

 

米国から日本に帰国した当時であっても、日本国内に優秀な化学者は多くいらっしゃったが、化学の発展という観点では、英語でキチンとした研究論文を執筆できるような研究者の層は厚いのが望ましい。

 

ところで、例年通り、来年、2022年3月に日本化学会春季年会が開催されるが、化学に対して恩返しをするという観点から演題を応募する予定である。

 

今年も去年も一昨年も日本化学会春季年会で演題を発表しているが、その後、フルペーパーは執筆していない。そろそろ、これらの内容をフルペーパーにまとめて、どこかの専門雑誌に投稿する必要がある。やはり、化学に対する恩返しをする必要があるのでしょうね。