電子情報通信学会ソサイエティ大会が現在、開催中である。この大会は、今週、火曜日、9月14日に始まり、明日、金曜日、9月17日に終了する。

 

この大会で、笹瀬巌2020年度電子情報通信学会会長の講演を聴講する機会に恵まれた。笹瀬巌教授は慶応義塾大学理工学部情報工学科に所属しているが、やはり、学会会長経験者の講演は通常の演題と全く異なる。

 

通常の演題では、通信工学における最新の知見、研究成果について技術的な事項が発表される。

 

これに対して、前期会長は、無線通信が、5Gから更に6Gに進化していく現状について述べてはいるが、その技術的な詳細に拘泥していない。

 

どちらかというと、社会において通信や広義のコミュニケーションが果たす役割というような大局的な観点について講演をなさった。

 

更に、電子情報通信学会の意義、社会において果たすべき役割といううようなことまで敷衍していた。

 

笹瀬巌先生の講演を聴講することができ、感謝申し上げます。