先日の交通事故（リブログ参照）で運転手がくも膜下出血になったで、今回はくも膜及びくも膜下出血について簡単に述べる。
くも膜は髄膜の一部である。髄膜は頭蓋骨と脳との間にあり、脳を包み込んで保護している。
髄膜は三層構造をしており、外側から内側に硬膜とくも膜と軟膜とがある。
硬膜は頭骨に密着する一方、軟膜は脳の実質に密着している。
くも膜は、硬膜と軟膜との間にあるのだが、くも膜と軟膜の間にはくも膜下腔というスペースがあり、このスペースに脳脊髄液が満ちている。
脳表面にある動脈が破裂すると、くも膜下腔に血液が流れ込むが、このような状態をくも膜下出血という。