ホセ・デルガドJose Manuel Rodriguez Delgadoは、1960年代から1970年代に米国イェール大学医学部教授であったが、スティモシーバーを実験動物や人間の脳に埋め込んだ実験で神経科学の歴史に名前を残している。

 

スティモシーバーは、電極と受信器が一体化した小型電子機器であり、受信器が所定の電波を受信すると、電極から脳の特定の部位に電流を流す。

 

スティモシーバーを使うと、突然、激怒を始めたり、突然、激怒が収まったりする。激怒以外にも感情をあれやこれや制御することができる。

 

要するに、スティモシーバーを使えば、脳に流す電流で動物であっても人間であっても、制御できる。心の制御ということもできるし、マインドコントロールということもできる。

 

今回、紹介する本は、スティモシーバーを一般社会に普及させると、人間の攻撃性を制御することで、安心、安全な市民社会を形成できる、と主張している。

 

ところで、誰がスティモシーバーを維持、管理するのでしょうね。

 

空軍、航空自衛隊のような軍事には、制空権、即ち、所定の空域を統制、支配する状態という用語がありますが、空域でなく、他人の脳を統制、支配することができるのでしょうかね。

 

いつであっても、どこであっても、他人の頭部に電波ビームを照射して、脳に誘導電流を流すことは、制脳権とでもいうのでしょうか。

 

米国特許3951134号、米国特許7150715号などには、この類いの電波兵器が開示されています。