甲はAと主張し、乙がAでないと主張します。
更に、乙はAについて噓をついている、と甲は主張します。
一方、甲はAについて嘘をついている、と乙は主張します。
さて、第3者は、Aについて、真実と判断すべきなのでしょうか、それとも、虚偽と判断すべきなのでしょうか。
Aについて関心がある第三者は、インターネットを検索すれば、真実が判明するのでしょうか。
インターネットに情報が溢れているのですが、真実の情報もあれば、虚偽の情報もあります。
インターネットに、Aは真実という趣旨のウェブサイトもあれば、Aは虚偽という趣旨のウェブサイトもあります。
最近の検索エンジンは賢くなってきており、ユーザーの閲覧履歴、特性、興味に合わせて、検索結果として表示するウェブサイトを変更します。
すると、フィルターバブルとかエコーチャンバーという現象が発生します。
ネット検索した人が、Aと信じていると、Aが真実という趣旨のウェブサイトが上位に表示されます。
一方、ネット検索した人が、Aは虚偽と信じていると、Aが虚偽という趣旨のウェブサイトが上位に表示されます。
結局は、自己の判断能力、情報リテラシーを向上させるしかないでしょうね。