親と契約した自立支援センターが、成人している子を自宅から連れ出し、強制的に寮生活をさせた案件が訴訟に発展して、東京地方裁判所は今日、12月26日に自立支援センターに対し約500万円を支払う旨の判決を下しました(文献)。
社会復帰支援などの名目で親が約570万円を支払っているので、その大部分を返還することになったということになります。親は子を引きこもりと判断して、業者に自立支援を依頼したのですが、その当時、子は引きこもりでなく、アルバイトなどをしていたとのこと。業者は本人の意思確認をしていませんでした。
ひきこもりそのものに問題がありますが、ひきこもり支援にもなにかと問題があります。
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文献
“強制的な連れ出しは違法” 自立支援業者に賠償命令 東京地裁
NHK newsweb, 2019年12月26日 18時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191226/k10012229331000.html