樹木希林さん死去
マスコミ報道によると、女優樹木希林(きき・きりん)さん(本名・内田啓子)が2018年9月15日に自宅で亡くなりました。享年、75歳(文献)。
心より冥福をお祈り申し上げます。
さて、樹木希林は、現在、上映中の映画「万引き家族」で柴田初枝役を演じていますが、「万引き家族」はカンヌ国際映画祭で「パルムドール」賞を受賞しています。
なぜでしょうね。
日本は先進国であるのにもかかわらず、貧困という社会問題を抱えている現実が映画を通じて描かれている点が評価されたと考えます。即ち、欧米などでは、犯罪に占める窃盗犯の割合は日本より低いのですが、その原因は貧困層が概ね日本より少ないからです。
万引きのような財産犯は、捜査機関が摘発して厳罰に処すという方針で臨んでも、万引きを防止するという点ではさほど効果がありません。貧困という万引きの背後にある社会問題を解決しないと、万引きのような社会問題は解決できないのです。
しかしながら、治安維持ないし刑事政策を担当する当局は、経済政策を担当していないこともあり、単に万引き犯が悪い、万引きを奨励する映画が悪いと単純化して、万引きを奨励するという解釈も成立する映画関係者を1人、犠牲にしたのではないでしょうかね。
もともとガンを発症している女優がガンで死去したときには、通常の病死として扱われることになり、誰も加害者がいるとまでは疑わないわけです。
そこで、電波兵器から電波ビームを照射するとか、光兵器からX線ビームを照射するというような迫害を加えて、病人に最後のとどめを刺したのではないでしょうか。
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文献
樹木希林さん死去 「万引き家族」個性派の名優
fnn prime 2018年9月16日 日曜 午後5:59
2018年9月16日アクセス