2017年12月12日にリー・サンフランシスコ市長が突然、亡くなりましたが、心より哀悼の意を表します。
さて、ネット掲示板を見ていると、サンフランシスコ市が慰安婦像の受け入れを承認したので、サンフランシスコ市長に天罰が下ったとか、祟りなどという書き込みがあります(文献1-3)。
天罰とか祟りという概念を包含する宗教が広く信仰されている場合には、今回のような訃報がマスコミ報道されているときに、天罰、祟りという文脈で事象を捉えることになります。
換言すると、天罰とか祟りという概念を悪用して、天罰とか祟りに見えるような秘密工作を画策できるわけです。
ちなみに、CIA高官が執筆した『インテリジェンス―機密から政策へ』という書籍には、情報機関の任務に秘密工作がある旨が明記されているのですが、秘密工作は否定できるようなものであることが重要であるとされています(文献4)。やはり、秘密工作を実行したことが露顕するわけにはいかないので、関与が否定できるようにするわけです。

文献
1 komakoma_0912さん 2017/12/1300:53:22
「まさに天罰とはこの事ですね!」
2 eleksyon2016さん 2017/12/1223:57:58
僕は無神論者なんだけどこういう事を見ると天罰って有るのかなと考えてしまいますね。
3 inntokuwotunndeさん 2017/12/1300:31:20
た、た祟りだー、
受け取りの無い怨念が周り回って本家本元へ
4 マーク・M. ローエンタール、茂田宏訳、インテリジェンス―機密から政策へ、
慶應義塾大学出版会、2011