今日の臨時勉強会、発表練習会は無事に終了いたしました。参加者にお礼を申し上げます。
今回のような練習をすると、見落としていることに気が付きます。
12月8日のポスター発表では、マイクロ波聴覚効果がメインなトピックになりますが、マイクロ波聴覚効果は、既に電子情報通信学会及び情報処理学会の発表で頻繁に取り上げています。
そこで、今回もマイクロ波聴覚効果についていつもと同様にまとめていたのです。
しかしながら、今回は、生命科学や医学の研究者が想定されているので、生命科学、医学に関する専門用語を駆使するのが望まれます。
例えば、一般人、通信の専門家、情報処理の専門家が聴衆のときには、聴神経という用語が分かりやすいのですが、医学研究者が聴衆のときには、聴神経という用語でなく、第8脳神経とか内耳神経という解剖学の専門用語を正確に使うことが望まれるということです。
通常は、視床という用語で十分なのですが、医学関係者が聴衆のときには、内側膝状体という専門用語を使った方がよいのかもしれません。視床には複数の神経核がありますが、内側膝状体はそのうちの1つの神経核になり、聴覚伝導路になります。
一方、通信の専門用語を使うときに、注意が必要になるかもしれません。生命科学や医学が専門ですと、通信の専門用語を誤解するかもしれないのです。