通常、国家が暗殺を実行するときには、
暗殺があった事実そのものが露顕しない手法を選択します。
 
最も怪しまれないのは、病死になります。
 
例えば、コロンビアのチャベス大統領はガンで死去しましたが、死因はガンであり、誰かがチャベス大統領にガンを発症させたという疑義までは生まれません。
 
あるいは、201112月に北朝鮮の金正日最高指導者は心筋梗塞で死去しましたが、誰かが心筋梗塞を誘発させたという疑義までは生まれません。
 
ところで、高出力マイクロ波兵器のなかには、マイクロ波ビームとX線ビームを同時に照射するタイプがあるのですが、このようにマイクロ波ビームとX線ビームを同時に人体に照射すると、X線の作用におりガンを発症するのです。
 
心筋梗塞は心臓に栄養を供給する冠状動脈が血栓で閉塞することにより発症します。
 
高出力マイクロ波兵器から心臓に向けて、心臓と共鳴する波長のマイクロ波ビームを照射します。すると、マイクロ波は心臓の外側表面に吸収されることになるのですが、心臓に栄養を供給する冠状動脈は心臓の外側表面に位置しており、冠状動脈を流れる血液が局所的に加熱されることになります。すると、血液中のタンパク質が凝固して血栓になり、冠状動脈が閉塞します。閉塞の程度が酷いときには、心筋梗塞を発症するということです。
 
病死以外では、事故による暗殺があるのですが、交通事故を誘発するのが典型例です。
 
自動車を運転している運転手の頭部にマイクロ波兵器から高出力マイクロ波ビームを照射して、脳の機能を一瞬、麻痺させると、交通事故を誘発できます。
 
ところで、米国、イギリス、ドイツ、日本などは、1920年代、1930年代からマイクロ波兵器は開発されているのですが、その詳細は秘密になっています。また、電波が人体に与える影響は、電波研究者の一部が知っているだけであり、医学教育では電波が人体に与える影響は省略されており、医師は電波兵器も電波が人体に与える影響も全く知りません。
 
さて、2017年2月13日にマレーシアで金正恩北朝鮮最高指導者の実兄、金正男氏が暗殺されましたが、病死でも事故死でもなく、実行犯がいたことが明らかになる手法が選択されています。
 
今回のように病死、事故死を偽装しない手口は、暗殺を実行した国家は強制力を行使する意図を相手国に伝えていることを意味します。
 
2017213日にマレーシアクアラルンプールで暗殺が実行されましたが、
同日、国連安全保障理事会は北朝鮮の弾道ミサイル発射を強く非難する声明を採択しました。
 
この声明は安全保障理事会を構成する15か国が一致しているのです。
 
すると、国連安全保障理事会の声明を北朝鮮に遵守させるという意図により、
金日男氏が暗殺されたということになります。
 
そして、日本政府が暗殺の共犯になることから、日本のマスコミはプロパガンダに徹して、暗殺の責任は北朝鮮とする論調になっているのです。
 
<北朝鮮ミサイル>日米韓、問われる足並み さらなる挑発も
毎日新聞 2/14() 21:46配信
 
 【ニューヨーク國枝すみれ、ソウル米村耕一】北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は13日午後(日本時間14日午前)に緊急会合を開き、北朝鮮を強く非難する報道声明を発表した。
 
(中略)
 
 国連安保理の報道声明は今月12日と昨年10月のミサイル発射を非難し、安保理の警告を無視してミサイル発射や核実験を繰り返す北朝鮮に「深刻な懸念」を示した。また、「さらなる重大な措置」を警告しており、新たな追加措置について検討する見通しだ。
 
(中略)
 
 緊急会合は日米韓の要請で開催された。報道声明に法的拘束力はないが、安保理を構成する15カ国の全会一致が必要であり、国際社会の一致した意見として示す狙いがある。
 
(以下、省略)