統合失調症の原因は解明されていません。

 

スェーデンのカールソン教授Carlsson

1950年代にドーパミン仮説を提唱して、

2000年にノーベル医学賞を受賞しています。

 

カールソン教授が、1988年に専門雑誌に、

「統合失調症のドーパミン仮説の現況」という

論文を掲載しています(文献1)。

 

ところが、ドーパミン仮説が提唱されて50年以上経過しても、

ドーパミン仮説は未だに仮説のままです。

 

結局、ドーパミン仮説は統合失調症の原因ではないのでしょう。

 

その後、セロトニン、N-メチルーD-アスパルギン酸(NMDA)など

ドーパミン以外の神経伝達物質が統合失調症の原因という研究もされています(文献2)。

 

しかし、何れの神経伝達物質も統合失調症の原因と特定されているものではなく、統合失調症の原因は解明されていません(文献2)。

 

2000年以降に統合失調症の原因として、

遺伝子を調べる研究が活発化しました。

 

108の遺伝子座が怪しいという論文も発表されましたが、

結局、ヒトゲノムを大規模に調べるという要請があり、

統合失調症の患者がそのターゲットにされたというか、

一種の人体実験に提供されたのに過ぎないのでしょう。

 

ところで、統合失調症という病名は1910年頃、

ブロイラーが命名しているのですが、

100年以上、経ても未だに原因が分かっていません。

 

このような病気は統合失調症ぐらいです。

 

この100年間で脳科学は進歩しましたが、

未だに統合失調症の原因は解明されていません。

 

もしかして統合失調症の原因を

追究する方向が全く間違っているのかもしれません。

 

そもそもヨーロッパ中世では、厄介者、困った人、変り者などは

魔女裁判で魔女というレッテルを貼り、火あぶりにしていました。

 

19世紀にフロイトが登場して、

魔女とレッテルを貼る代わりに、

コンプレックスが原因とする精神疾患の概念を提唱しました。

 

医師のお墨付きをえて、厄介者、困った人、変り者などは、

精神病院に幽閉する医学的根拠ができたのです。

 

第二次世界大戦前、統合失調症の治療として、

インスリンショック療法が流行しましたが、

結局、治療という名目でインスリンの作用を調べるための

人体実験を行ったに過ぎません。

 

第二次世界大戦後は、統合失調症の治療として、

ロボトミー手術が流行しましたが、

結局、治療という名目で脳の一部を破壊して廃人にしただけのことです。

 

最近は遅効性の毒をもって、緩慢な死をもたらすのが流行しています。

 

遅効性の毒は向精神薬ともいいますが、

脳の機能、特にシナプスの機能を分子レベルで解明するのに有用でもあり、

統合失調症の患者を使った人体実験でもあります。

 

ところで、一般社会では電波は聞こえないとされていますが、

多種多様な電波のなかには音として聞こえるものがあります。

 

マイクロ波がパルス波形のときには

音として聞こえることが解明されており、

マイクロ波聴覚効果と命名されています。

 

この詳細は文献3、文献4を参照ください。

 

すると、パルス波形のマイクロ波を頭部に照射して、

声や音を送り込む通信方式が理論的には可能ということになります。

 

そして、米国空軍は、電波を頭部に照射して、

音声を送信する通信機について、

2件の米国特許を取得しています(文献5、文献6)。

 

この通信方式はマイクロ波聴覚効果を応用しており、

携帯電話のような受信機が不要であり、

頭部が受信機として機能します。

 

各国で軍事通信の詳細は秘密にされていますが、

米国は情報公開法が長期にわたって、

秘密を保持することを認めていないので、

軍事であっても公表されるのです。

 

この当たりに統合失調症の原因があると考えています。

 

要するに、厄介者、困った人、変り者などに対して、

軍情報部がマイクロ波で攻撃して、

精神科医が治療という名目で人体実験を行って、

とどめを刺す、ということなのです。

 

人体実験を通じて、人間の身体のしくみを解明すると、

ノーベル生理学・医学賞という栄冠に輝くのです。

 

ロボトミー手術を提唱した医者、エガス・モニスは

ノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

 

文献

 
1. Arvid Carlsson

The current status of thedopaminehypothesis of schizophrenia”

Neuropsychopharmacology, Vol1(3),September, 1988, 179-186

 
2. Arvid Carlsson

A paradigm shift in brain research”

Science Vol. 294, No. 5544, 2001pp1021-1024

 

3.小池誠,“マイクロ波聴覚効果の解説~電波が聞こえる現象の再発見~”,

電子情報通信学会研究報告, vol. 116, no. 13, MW2016-8,pp. 39-44, Apr. 2016.

 
 

4.小池誠,”マイクロ波聴覚刺激の概説

-電波が聞こえるというパラダイムに転換-”

情報処理学会研究報告,vol.2016-MUS-111, no.35,pp.1-7, May 2016.

 

5 出願日:1996年12月13日

特許日:2002年10月22日

特許番号:6470214号

特許権者:米国空軍長官

発明の名称:電波聴覚効果を使った方法及び装置

 

6 出願日:2002年4月24日

特許日:2003年7月1日

特許番号:6587729号

特許権者:米国空軍長官

発明の名称:電波聴覚効果を使ったスピーチの送信装置