女性キャスター盗撮流出…ホテルなどに62億円賠償金
アメリカの人気女性キャスターが盗撮被害を巡ってホテルを訴えた裁判で、裁判所はホテルなどに約62億円の賠償金の支払いを命じました。
アメリカのスポーツキャスター、エリン・アンドリュースさん(37)は2008年、ホテルで着替えていたところをストーカーの男に盗撮され、裸の動画をインターネットに投稿されました。アンドリュースさんは、ホテルのスタッフが男に部屋番号を教えたことが事件の引き金だったとして、ホテルに対して損害賠償を求める訴えを起こしていました。テネシー州の裁判所は7日、盗撮した男やホテルに対し、アンドリュースさんに5500万ドル、約62億円の賠償金の支払いを命じる評決を下しました。評決後、アンドリュースさんは「世界中のストーカーの被害者から支援を受けて光栄に思う」とコメントを出しました。
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日本では、このような事案は主に刑事裁判で処理され、
民事裁判では通常の範囲の損害賠償金に留まるでしょう。
一方、米国では、刑事裁判の役割、即ち、加害者に対する制裁が、
民事裁判の役割になることがあります。
今回、報道されたようなストーカー、盗撮は、
殺人、強盗のような典型的な犯罪とは異なります。
何でもかんでも警察が捜査して、
裁判所が有罪にしないと気が済まないという日本の国民性は、
米国などから見ると、厳しすぎるということになりそうですね。
更に、何でもかんでも刑事裁判の対象になるのですから、
日本の警察の権限は米国より大きいということになります。
また、米国と比べて、日本は自由の制約が強くなります。